HONDA モンキー125 ブロックタイヤの装着 Vol.2 |
それではホイールからタイヤを外す作業を行います。 まずはタイヤの空気を抜きます。 4ミリくらいの六角レンチをバルブに突っ込めば抜けます。 空気が抜けたらバルブからバルブコア(虫ゴム)を 専用工具を使って反時計回りに回して抜きます。 あと、リアホイール側のドリブンスプロケットは 手で根元から簡単に外せるので予め外しておきます。 |
シリコンスプレーをタイヤとホイールのリムの隙間に 一周吹いておきます。 思っている以上にたっぷり吹いて下さいね。 ホイールを裏返して反対側にも同じように吹きます。 ちなみに今回はビードクリームの代用品として シリコンスプレーを使うので結構大量に使いますよ。 |
タイヤの側面(サイドウォール)を1周分 タイヤの上に乗る感じで体重を乗せて踏みます。 2周くらい踏んでも良いですね。 この儀式でビードが落ちやすくなりますよ。 そして同じように3周目に突入しますが 3週目はタイヤレバーを使って足でタイヤを踏んでいる すぐ真横のリムの内側に引っ掛けてタイヤを下に押します。 タイヤレバーのツメをリムの内側に引っ掛けて テコの原理でタイヤを下に押す感じです。 ホイールにキズが付かないように適当な布を使います。 |
一本でビードが落ちない場合は 2本のタイヤレバーを同時に使ってタイヤを下に押します。 大抵これでビードが落ちますが これでもビードが落ちない場合はもう一回タイヤの側面に乗って 体重を乗せて踏む所から繰り返します。 |
ビードが落ちればあとはサイドウォールを足や手で押すだけで 片側全てのビードが落ちます。 ホイールを裏返して反対側も同じ作業でビードを落とします。 |
ちなみにビードブレーカーを使えば 片側10秒もかけずにビードを落とせますし ホイールにキズが付く事もないので 高級なホイールならこれを使った方が安心です。 これはバイク用のコンパクトなビードブレーカーですが 自動車のホイールにも使えますよ。 |
次はタイヤの端(ビード)をホイールのリムの外に出すので まずは10時と1時の方向にリムプロテクターをセットします。 予めタイヤレバーの裏表とリムプロテクターには シリコンスプレーを吹いておきます。 |
2本のタイヤレバーのツメを上向きにしてビードに引っ掛けます。 |
タイヤレバーを片方ずつグイっと起こします。 同時に起こすとビードが張ってしまい硬くなって起こしにくいので 少し時間差で起こします。 どちらかのタイヤレバーをリムプロテクターの端までスライドさせて ビードを外していくと全体の1/3ほどビードが外れるので 後は後ろ側から手で押すだけで全体が外れます。 これが最小の行程で最短でタイヤを外す方法です。 |
(写真左端の3つ目のリムプロテクターは無視してください) 硬くてタイヤレバーをうまくスライドさせられなかった場合は まずは2つのリムプロテクターを隙間無く取り付けます。 その片方のリムプロテクターの両端から20ミリあたりの所に 2本のタイヤレバーを差し込んでビードに引っ掛けます。 |
2本のタイヤレバーを手前に起こしてから 3本目のタイヤレバーを片方のリムプロテクター側に差し込んで ビードに引っ掛けます。 ビードが斜めになって張っている状態なので 出来るだけプロテクターの端の方がビードに引っかけ安いですよ。 タイヤレバーが2本しかない場合は 最初に引っ掛けて起こした2本のタイヤレバーの どちからをマイナスドライバー等に差し替えます。 |
後は3本目のタイヤレバーを手前に起こせば 全体の1/3ほどビードが外れるので 後は後ろ側から手で押すだけで全体が外れますよ。 こっちのやり方の方が 全てのタイヤに対応出来るので確実ですね。 これでダメなら今と同じやり方で リムプロテクターを3つ使って範囲を広げて行います。 これはもう100%成功しますが タイヤレバー同士の幅が広がるとそれだけ力が要ります。 |
タイヤの残りの半分をホイールの外に押し出して 完全にホイールからタイヤを外します。 まずは裏側(ホイールの内側)からタイヤレバーを差し込み リムとタイヤに隙間を作ります。 以後、分かりやすくする為にリムプロテクターを使っていませんが 必ず工具をホイールに当てる時にはリムプロテクターを使ってください。 |
もう一本タイヤレバーを差し込んで タイヤレバー同士の間隔を少し広げます。 工具が滑りにくい場合はシリコンスプレーを振って下さい。 後はホイールを地面に向けて 反対側から足で踏めばタイヤが剥がれます。 |