HONDA PCX ボスワッシャーによる加速の違い Vol.1 |
今回はPCXにボスワッシャーを装着して 加速力にどう影響を及ぼすのか調べてみます。 ボスワッシャーを追加する理由は主に 発進した瞬間の加速力を良くする為で ウィイトローラーを軽くしてもどうにもならない 時速30Km/h以下の領域で加速力を得られます。 PCXのプーリーボスには 元々ワッシャーが取り付けられていないので そもそもPCX用のボスワッシャーは存在しません。 そこで今回はヤマハのNMAXに使われている 純正のボスワッシャー(型番:90201-15840)を使います。 ワッシャーの厚みは0.4mm~0.5mmです。 アマゾンでは扱っていなかったので 楽天市場の価格を参考にしてください。 |
これがPCXのプーリーボスです。 JF81型のプーリーボスは全長が49ミリで 先代のJF56型が47.5ミリだったので JF81型PCXは先代よりも1.5ミリ長くなっています。 ボスプーリーが短くなると CVTのギア比がハイギヤード側に移行します。 ボスワッシャーはプーリーボスの先端に付けるワッシャーで ドライブフェイスとプーリーボスの間に 噛ませるワッシャーです。 ワッシャーの厚みの分だけボスワッシャーが長くなるので ドライブフェイス側のプーリーの幅が広がり CVTのギア比がローギヤードに移行します。 つまり、先代のJF56型のプーリーボスに 今回の0.5ミリ厚のボスワッシャーを1枚~2枚噛ませる事で ハイギヤード側にもギア比を微調整できる事になりますね。 まあ、実際にはハイギヤードにする人は いないと思いますけど・・ |
NMAXのボスワッシャーがPCXにピッタリサイズなら ヤマハのNMAXのプーリーボスは PCXに使えるんじゃないの? 誰もがそう思うかもしれませんが 残念なら使えません。 |
NMAXのプーリーボスの全長は49.5ミリなので これはまさしくJF81型PCXのプーリーボスに 0.5ミリのボスワッシャーを噛ました全長と全く同じになります。 ちなみにNMAXはノーマル状態で 49.5ミリに0.5ミリのボスワッシャーを 噛ましてあるのでちょうど50ミリになる長さです。 |
NMAXのプーリーボスの重さは96gでした。 ちなみにJF81型PCXのプーリーボスが104gで JF56型PCXが101gでした。 つまりNMAXのボスがもっとも軽い結果になりました。 これはNMAXのプーリーボスの方が PCXより微妙に内径が大きい事が理由で つまりNMAXの方が肉薄なんです。 なのでPCXにNMAXのプーリーボスを使うとガタが出ますし 逆にPCXのボスはNMAXに入らないという事になります。 |