HONDA PCX ウェイトローラーの交換 Vol.3

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JF81PCXランププレート

このようにプリーボスを下側に向けて

裏のランププレートを仰向けにします。

不安定なのでプーリーの端を持って下に押し込むと

ランププレートがボスに押されて浮いてきます。

 
JF81PCXスライドピース

ランププレートを外します。

ちなみにこの外れる樹脂パーツ(スライドピース)も

ウェイトローラーと同じく変速時に擦れるので消耗品です。

 
JF81PCXウェイトローラー交換

ランププレートが外れるとプーリーの中身が見えます。

ちなみに真ん中の棒(プーリーボス)を外している状態ですが

外す必要はありませんよ。

いよいよウェイトローラーを交換します。

 
JF81PCXウェイトローラー

左:JF81型PCX 18.5g 真ん中:JF56型PCX 18g

右:デイトナ製WR 13g

ウェイトローラーには基本的に向きがあって

樹脂が側面の金属を覆っている側と

金属がむき出しになっている側があります。

先代のJF56型PCXの純正では製造時に間違えないように

金属部分が黄色く塗装されていますね。

右端のデイトナのウェイトローラーのように

両側とも樹脂が覆っていて向きの指定がない物もあります。

 
JF81PCXプーリー

ウェイトローラーを純正と入れ替えます。

プーリーは裏側を向けているので

走行した時に時計回りにプーリーが回る事になります。

つまり、加速のGと遠心力によって反時計回り側の壁に

ウェイトローラーが押しつけられる事になるので

樹脂が覆っている部分を反時計回り側の壁に向けて

ウェイトローラーを組みます。

後は逆の手順で元に戻していくと作業終了です。

 
JF81PCXスライドピース

走行距離が伸びているとプーリーも汚れているので

ついでにメンテナンスしておきます。

プーリーが太い棒(プーリーボス)をスライドして

変速するので清掃してグリスアップしておきます。

Vベルトが挟まれているプーリーの表面には

ベルトが滑ってしまうのでグリス等の油分は厳禁です。

油分が付いた場合はパーツクリーナー等で

拭き取っておきます。

矢印のここにプーリーボスのグリスが漏れないように

パッキンが付いています。

 
JF81PCXプーリー

このパッキンはフロントフォークのシールのような物で

プーリーボスのグリスを表側に漏らさない構造になっており

プーリーボスとの隙間がカツカツの設計なので

先ほどウェイトローラーを交換した裏側からしか

プーリーボスを差し込めなくなっています。

外す時にはどちら側からでも外れますよ。

 
JF81PCXウェイトローラー交換

グリスアップする場合はプーリーボスではなく

プーリーの内側に塗った方がグリスが

表側にはみ出さないので確実ですよ。

ちなみにゴムパッキンが付いていない社外品のプーリーでは

ここにグリスアップするとVベルトにも付着するので厳禁です。

 

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