HONDA PCX ウェイトローラーの交換 Vol.2 |
これでクランクケースカバーがむき出しになりました。 矢印の六角ボルト(8ミリ)を全て外します。 ボルトの長さに合わせて矢印の色分けをしています。 青の矢印のボルトは赤矢印のより少し長めです。 緑のボルトはケーブルを固定しているボルトなので クランクケースからは外しますが ブラケットには付けたままにしておきます。 |
補足・・ クランクケースカバーの真ん中にあるボルトは 穴が狭くて一般的な9.5mmタイプのソケットでは入らないので 6.35mmのソケットを使います。 |
ボルトが全て外れたら真っ直ぐ水平に クランクケースカバーを外します。 くれぐれも落とさない様に気をつけるというか 保険の為にも予め地面には敷物を敷いて下さい。 長く乗っている車両では ガスケットが固着してカバーが外れにくい場合がありますが ゴムハンマーでカバー全体をトントンすると外れやすくなります。 |
クランクケースカバーが外れました。 いよいよここからが本番です。 ウェイトローラーは左側のドリブンプーリーの中に 入っているので真ん中のナット(22ミリ)を外します。 |
当然、そのままナットを外そうとすると プーリーが空回りするので プーリーを押さえておく専用工具のプーリーホルダーを使います。 ホルダーには主に2タイプありますが 下のタイプは車種によっては 使いにくいというか使えない事が多いので 上側のタイプ(ユニバーサルホルダー)を揃えた方が万能です。 |
プーリーの穴にユニバーサルホルダーを引っ掛けて 真ん中のナット(22ミリ)を外します。 ちなみにナットを取り付ける場合はユニバーサルホルダーが 時計回りに回ろうとするので写真のように地面に ホルダーが押しつけられるので簡単です。 ちなみにナットの締め付けトルクは59N・mです。 |
補足・・ こんな感じでナットを外す時はユニバーサルホルダーを クラッチアウターカバーに引っ掛けると 反時計回りにまわらなくなるので簡単に外せますよ。 |
ナットが外れたので外側にある ドライブフェイスを手前に抜きます。 |
ドライブフェイスが外れました。 Vベルトが邪魔ですね。 |
Vベルトはケースの真ん中の出っ張りにでも引っ掛けておきます。 Vベルトは消耗品なので唐突なトラブルを避ける為にも 2万Kmほど走ったら交換しておいた方が良いですね。 |
一番奥まで指を伸ばし 裏側のランププレートと真ん中のプリーボスを指で挟んで プーリーをすべてまとめて抜き取ります。 |
ドライブフェイス側が全て外れました。 |