SUZUKI GSX1300R 隼 インプレッション 6

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収納スペース

タンデムシートの下に収納スペースがあります。

SSのバイクと比べれば、広さと深さがあるので

十分使えるスペースだと思います。

ETCは標準装備なので

どうしても収納スペースを占領してしまいます。

写真では撤去していますが

奥に見えるスポンジの上に車載工具が置いてあります。

 

ミラーは前後にカックンして

折り曲げる事が出来るタイプなので

駐輪所に入れる時などに気軽に折りたためますよ

 

隼と一緒に生活をして気になった所

誰もが隼を購入するにあたって一番躊躇する所が

やはり266㎏という重量ですよね・・

駐輪所から道路まで距離があっても

エンジンをかけて乗る事さえ出来れば問題ないのですが

大人の事情で道路に出るまで

エンジンがかけられない環境だと正直、地獄です。

さらに段差があるとか、坂があるとすれば

駐輪所に入れる事すら不可能かもしれません。

隼はバンディット1250Fよりも10㎏重いだけですが

バンディットのバーハンドルに対して

隼はセパレートハンドルなのでハンドル位置が低く

手で押した時に体感する車体の重さは

その10㎏差どころではありません。

ディーラーでは隼を試乗するよりも

手で押せるかどうかを試させて貰った方が現実的ですね。

車体の幅に関しては

大きな2本のマフラーが駐輪所に入れるときに

邪魔になる事が多いです。

隼を保管するにはある程度、環境が必要ですね。

隼に快適に乗れる季節は冬(秋~春)であり

風圧が人間に当たらない優秀な風防が素晴らしく

走っていてもお腹から下には全く風が当たりません。

しかし、それが夏場に乗ると全て裏目に出てしまい

エンジンからの熱がこもって、まさに熱地獄です。

足がフレームに触れる部分には

樹脂のカバーが覆ってあるので火傷する事はありませんが

1300ccの恐ろしい熱風が襲いかかってきます。

冬ではそれが暖房代わりになるので

非常に快適なんですけどね・・

 

スズキ GSX1300R 隼の総評

想像していたようなプレミアム感は

隼にはありませんでしたね。

その原因はやっぱりエンジンの振動だと思います。

しかし、バイク自体の性格は

普段の足にしても良いくらいに乗りやすく

親しみやすさがあり、良い意味で裏切られた感じがします。

価格、重量、パワー・・全てがメガ級ですが

世界一速いバイクを所有するという喜びは

それらを上回ると思います。

正直、街中をまったり走っていると

「もしかしてだけど、バンディット1250Fで十分なんじゃないか・・」

そう思う事もあるかもしれませんが

それは、スカイラインとスカイラインGT-Rの差と同じで

隼には、人々の夢と憧れが詰まっているのです。

隼を所有した体験、記憶は一生の宝物になると思います。

 

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