SUZUKI アルトワークス レースチップの取付 Vol.5

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レースチップS

サブコン レースチップのインプレッション

レースチップの特徴は分かってもらえたと思いますが

まとめると・・

時速100Km未満ではほぼ全域でノーマル時よりも

ブースト圧が全体的に低くなる事で燃費も良くなりますね。

ここからは推測ですが

レースチップが実際よりも低いブースト圧の情報を送る事で

ECUはブースト圧を元に戻そうと頑張るので

点火時期等がもっとも出力が高くなる設定に変わると思われ

ECUに設定されているもっとも高い圧縮比になる事で

燃焼効率が高まり出力が向上したようですね。

その為、ブースト圧が低いにも関わらず

ノーマル時よりも加速が速くなったと推測出来ます。

ブースト圧が低い分だけ吸気温度も低く保つ事が出来るので

吸気温度が高くなる事で加速力が落ちる

夏場ではより加速力に差が出る可能性がありますね。

時速100Km/h以上の3速レッドーン付近からの領域では

ノーマルではレッドゾーンに近づくにつれて

ブースト圧を55kPa付近まで落とす挙動を見せましたが

レースチップでも6000回転あたりまでは

ブースト圧がだんだんと落ちてくるのは同じですが

6000回転を越えたあたりからは逆に

ブースト圧が上がっていく挙動を見せました。

なので時速100Km/h未満よりも

時速100Km/h以上の領域の方が

よりノーマルとの加速力の差が大きいですね。

なのでスピードリミッターが効く時速140Km/hまでは

ストレスなく加速が出来る動力性能を得られたので

ジムカーナやミニサーキットでは

レースチップだけでもパフォーマンスは十分に発揮出来そうですが

ストレートが長い国際サーキットとなると

やはりスピードリミッターの解除は必須になると思います。

どっちにしても約3万円ほどの出費で得られる効能としては

マフラーやエアクリーナー、インタークーラーを替えるよりも

明らかに大きいので、コスパはかなり良いアイテムだと思いました。

ちなみに使用するガソリンなんですが

レースチップの公式ページによると

現地のドイツでレースチップのセッティングを行っており

その時に使われている燃料が

ヨーロッパ仕様のレギュラーガソリン(オクタン値95)なので

日本ではハイオクガソリンにしておいた方が良いみたいですが

ECUはノッキングが起きないように

点火時期を変えて圧縮比を落とす事で

ノッキングの原因となる発熱を抑えるので

レギュラーガソリンを使っても問題はないと思われますが

レースチップの最高のパフォーマンスは

得られないと思います。

 

ちなみにブーストアップさせると

スパークプラグの熱価を1つ上げるのが

昔からの定説なんですが

今回のレースチップでは最大ブースト圧は上がっていないので

街乗りでは特に交換する必要はないのですが

時速100Km/h以上の領域で

アクセルを全開にする時間が長く続くような状況では

交換しておいた方が良いかもしれませんね。

ちなみに8番の熱価のプラグは

NGKからは直接発売されていないので

HKSブランドのNGK製のプラグを買う必要がありますよ。

 

どちらにしてもスパークプラグの焼け具合を確認して

自分の走る状況に合った熱価のプラグを選ぶのが一番確実ですね。

 
 
 
 
 

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