SUZUKI アルトワークス レースチップの取付 Vol.4

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次はレースチップがECUに送っている偽りのブースト圧と

インテークから直接得た本当のブースト圧を比べてみます。

真ん中のデジタルメーターが

レースチップからECUが得ている偽りのブースト圧で

右端のアナログメーターが実際のインテークのブースト圧です。

3速固定で1000回転からレッドゾーンまで

アクセル全開状態で走らせますよ。

0以下の負圧の状態では

両メーターの数値はピッタリ一致していましたが

ブースト圧が掛かる0付近からでは

すでにECUのブースト圧が少し低い事がわかります。

 

エンジン回転数が上がるにつれて

実際のブースト圧はどんどん上がっていきますが

ECUが得ているブースト圧も同じように上がるのですが

やはり若干低い数値で

28kPaでピタッと止まる挙動を見せました。

 

実際のブースト圧が0.5(50kPa)までは

ECUが得ているブースト圧は28kPaで固定されていました。

レースチップは単純に実際のブースト圧に比例して

低いブースト圧の情報をECUに送っている訳ではないようで

ECUのパフォーマンスがもっとも発揮出来るように

ブースト圧の情報を上手く調整しているようにも見えますね。

 

実際のブースト圧が0.5(50kPa)を過ぎてからは

ECUが得ているブースト圧も上がっていきましたが

実際のブースト圧よりも30KPa近く低いですね。

 

実際のブースト圧が1.0(100kPa)に差し掛かると

ECUが得ているブースト圧は69kPaなので

やはり30KPaほど実際より低いようです。

 

実際のブースト圧がもっとも高い1.1弱(108kPa)に到達した時

ECUが得ているブースト圧は77kPaなので

やはり30KPaほど実際より低い数値なので

30KPaが実際のブースト圧との最大の差でした。

 

実際のブースト圧がピークから落ちてきますが

ECUが得ているブースト圧はピークの77kPaのまま

動いていないので

ここからは20kPaほどの差に縮まります。

 

実際のブースト圧がさらに落ちていく所ですが

ECUが得ているブースト圧もなだらかに落ちていきます。

 

実際のブースト圧がもっとも低くなる所では

ECUが得ているブースト圧も最も低い38kPaまで落ちました。

 

最後にレッドゾーン手前でブースト圧が盛り返してくる

もっとも高い所では0.7(70kPa)に対して

ECUが得ているブースト圧は47kPaでした。

 

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