SUZUKI GSX-S1000 グリップヒーターの取付 Vol.3

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次は車体左側のグリップを交換します。

もう作業の峠は越しましたが

次はパワーがいる作業なので油断は禁物です。

 

純正グリップを使う予定がない場合は

カッターナイフで切って外しても良いのですが

綺麗な状態で回収したい場合は

マイナスドライバーを無理矢理突っ込むよりも

幅12ミリ、長さ120ミリ程度のステンレス製のコーキングヘラ

シリコンスプレー(パーツクリーナー代用可)を吹きかけた

シリコンブレード工法がお勧めです。

 

ハンドルバーとグリップの間に差し込んで

左右に小刻みに動かしながら

最後まで差し込みヘラを抜きます。

再びヘラにシリコンスプレーを軽く吹き付けてから

差し込むのを3カ所くらいで繰り返します。

 

そうするとボンドが剥がれるので

スルッとグリップが抜き取れます。

 

ハンドルバーに残ったボンドを除去しますが

ほぼハンドルバー全体にボンドのカスが残っています。

このボンドの残り方もスズキ車ならではというか

全メーカー中もっとも多くボンドが残ります。

取説ではパーツクリーナーを吹いて拭き取れと書いています。

 
ボンド・・ジェームズボンド

でもあえて何もせずに素手で端からボンドのカスを切らさずに

外していくととても気持ちが良いんですよ・・

この楽しみがあるのはスズキ車のみです。

こういう時に変な姿勢で作業をすると腰を痛めるので

低いイスに座ってゆっくり作業を行いましょう。

 

綺麗にボンドが剥がれました。

 

ここからはスピード勝負で

出来るだけ早く作業をすればするほど楽になりますよ。

まずはハンドルバーの1/3程度にボンドを360度塗ります。

使用するボンドはゴムと金属を接着出来る

多用途ボンドを使います。

ボンドの硬さがグリップヒーターを差し込む時の

硬さに繋がるので粘度が低いソフトなボンドが好ましいですね。

ボンドの色は見えない所なので何でもOKです。

 

素早く左のグリップヒーターの中全体に

パーツクリーナーをたっぷり吹きかけます。

 

素早く差し込みますが

ボンドをグリップ内全体に行き渡らせる為に

回転させながらスイッチボックスに当たる所まで押し込みます。

奥になればなるほど硬くなっていくので

体重を乗せなが押し込みます。

体重を真横に掛けるとバイクが反対側に倒れてしまうので

バイクが動かないように押さえつつ差し込むので

予めイメージトレーニングしておいた方が良いですね。

 

グリップを奥まで差し込む前に

グリップヒーターを固定する角度を見ておきます。

スイッチボックスの左向きの矢印が書かれている先に

ちょうどグリップヒーターの出っ張り部分が来るように固定します。

差し込めば差し込むほど回転させるのに力が要るので

グリップヒーターを半分程度差し込めたら

ここに合うように回転させて押し込みます。

仕上げにバーエンドを固定し直したら

車体左側のグリップヒーターの取付は完了です。

 

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