SUZUKI GSX250R ドライブ(フロント)スプロケットの交換 Vol.5 |
GSX250Rに15Tのドライブスプロケットと さらにはリア側のスプロケを46Tから44Tに変更しましたが まだまだギアが軽いという事で いよいよフロントにサンスターの16Tを入れてみます。 もちろん15T同じでグラストラッカー用ですよ。 |
サンスターの16Tのドライブスプロケットは197gでした。 15Tは173gだったので24g重くなっています。 ちなみにGSX250Rの純正ドライブスプロケットは14Tで164gですよ。 |
16Tのドライブスプロケットを取り付けて見るとこんな感じで スプロケットカバーにも干渉しないので スペース的には問題ないようですね。 それでは気になる16T-44T(リア側は44T)の時の 6速時のエンジン回転数に対しての速度は・・(メーター読み) 6速2000回転:時速34km (15T-46T:時速30km) 6速3000回転:時速49km (15T-46T:時速44km) 6速4000回転:時速64km (15T-46T:時速58km) 6速5000回転:時速79km (15T-46T:時速72km) 6速6000回転:時速94km (15T-46T:時速86km) 6速6200回転:時速100㎞ (15T-46T:7000回転で時速100Km) 15Tと同様に同じ速度の時のエンジン回転数が さらに約500回転ほど下がったので これでエンジン出力やレッドゾーンが同じ ホンダのCRF250Lのオフ車とほぼ同じギアの重さになりました。 さすがに停車時からの発進では 明らかにエンストしやすくなったというか 一般的な250ccの2気筒エンジンのバイクと同じになりました。 まさにGSX250Rに求めていたGT性能というか ツアラーとしてのギア比を手に入れた感じで 街中では5000回転も回すことなく 高い静粛性を保ったまま静かに走る事が出来るので まるで大型バイクに乗っているかのような雰囲気がありますね。 このギア比だと一定速度で巡航すれば 2気筒エンジンとは思えないような 脅威的な燃費性能をたたき出せると思います。 加速力(加速感)でも不満がないというか そもそもGSX250Rは鬼のように軽いギア比で 加速感(余剰トルク)を稼いでいた感じなので これが本来の250ccの加速感なんだと思います。 |
それでは走行テストの結果です。 左が15T-44T(リア)で右が16T-44Tです。 まずは0-100Km/h加速ですが 写真では1Km/hほど16Tがリードしていますが キャプチャするタイミングの問題で 0.1秒以内に15Tの方も100Km/hに到達しているので ほぼ同じと思っていいです。 16Tでは3速9000強で時速100Kmに到達していますね。 ギア比の重さによってシフトタイミングを早めれば このようにギア比が重くなっても 低中回転域が得意なGSX250Rのエンジンでは 加速が遅くなる事はありませんでした。 |
ほぼ最高速の時速145Km時点の回転数は こんな感じになりました。 16Tの方はレッドゾーンまでかなり余裕が出ましたね。 ようは加速時の余剰トルクの分を 16Tによって速度に変換しただけの話なので 強い向かい風の時や坂道での加速力は落ちますが 平坦な道では問題ないというか これが本来の適正なギア比なんだと思います。 コスト的にもっとも安く済ませるなら リアのスプロケは純正(46T)のままで フロントに16Tを入れるのがお勧めですね。 6速6500回転ほどで時速100Kmに到達すると思われ 高速道路でも十分快適に走れるようになります。 15Tではむしろ標準にして欲しいバランスの良いギア比で 他の250ccのバイクと比べるとまだまだ加速重視のギア比でした。 静粛性や快適性など、さらなるツアラー性能を求めるなら フロントには16Tを選んだ方が幸せになれそうですね。 |