それではスプロケットカバーを外します。

まずは何より先にケーブルが邪魔になるので

黄矢印の六角ボルト（10ミリ）を2本外して

スタンドセンサーを避けておきます。

それから赤矢印の六角ボルト（8ミリ）を2外して

スプロケットカバーを外します。

特に下のボルトは奥にあるのでエクステンションバーか

ディープソケットを使わないと工具が届かないですよ。

スプロケットカバーが外れました。

ナットをワッシャーでかしめてあるので

かしめてある部分を広げていきます。

先が細くなっている大きめのマイナスドライバーが理想的です。

写真ではエーモンの内張りはがしを使っていますが

丁寧に作業しないと工具が曲りそうでした・・

なんだか内張剥がしだけでも何とかなりそうですね。

ある程度開いたらピンポンチとハンマーでコンコンしたり

プライヤーで開いても良いですね。

ちょっとでもナットの角にかしめたワッシャーが掛かっていると

硬くなってしまうのでナットの角を見ながら作業します。

かしめてあるワッシャーが開いたのでナット（30ミリ）を外します。

30ミリのソケットですよ・・大丈夫ですか・・持ってますか・・

ソケットにはエクステンションバーも付けて下さいね。

そうですね・・このナットは私のバイク人生の中で

一番硬いナットでしたので覚悟してください。

そのままナットを回そうとすると後輪が空転するので

右足でリアブレーキを踏みながら

バイクを跨いで少し前かがみ姿勢で

ちゃんと両手を使って確実に工具をまわしてください。

それでも車体は前に進もうとするので

前輪を壁に当てるか、リピートタイか紐を使って

フロントブレーキレバーとグリップを縛り付けてください。

二人いる場合は相方にリアブレーキを踏んで

フロントブレーキを握って貰えば

作業に集中出来るので完璧ですね。

30センチくらいのパイプを工具に挿して

延長させる事を強くお勧めします。

巨大なナットが外れました。

ナットの硬さの原因はご覧の通り

緩み止め剤が塗られていたからですね。

ワッシャーを外して緩み止め剤のカスを撤去します。

スプロケットをそのまま手前に引いてチェーンから外します。

スプロケットが外れました。