SUZUKI GSX250R ドライブ(フロント)スプロケットの交換 Vol.1 |
今回はGSX250Rのドライブ(フロント)スプロケットを交換します。 ご存じの通りGSX250Rはとんでもなく軽いギア比なので 他の250ccのバイクと同等の重さのギア比に近づけて 高速道路を快適に走れるギア比にしたいと思います。 今回用意したアイテムは サンスターのグラストラッカーやST250用の 15Tのドライブスプロケット(355-15)です。 16Tの355-16もありますよ。 ちなみにGSX250R用のドライブスプロケットは 残念ながら純正と同じ歯数の14Tしか売られていません。 |
GSX250Rの純正ドライブスプロケットの重量は164gでした。 |
サンスターのドライブスプロケットは173gでした。 スプロケット歯数が増えると外径が大きくなるので 1山増えると20g前後は重くなりますが 純正スプロケのようにラバーが付いていなかったりするので わずか9gの重量増で抑えられていますね。 |
グラストラッカー用のスプロケットを使うにあたり 適合テストを行いました。 シャフトに入れば何でも使えるという訳ではないので 寸法を細かく測ると ギア部分は同じ520のチェーン用なので全く同じでしたが 中心部の厚みが違っていて GSX250R純正よりグラストラッカー用のは厚みが薄かったので そのまま取り付けるとチェーンが内側に入ってしまうのですが グラストラッカー用のスプロケは片側だけが分厚くなっているので 本来スプロケットの文字が書かれている方を車体の外側に向けて 取り付けますが、反対の飛び出しがある部分を 車体の内側に向けて取り付ければ GSX250R純正スプロケと同じ位置にギアが来る事が分かりました。 |
チェーンに対しては問題ありませんでしたが スプロケット自体の厚みが純正より薄いので シャフトのギア部分の飛び出し量が大きくなる訳ですが・・ |
しかし、ナットの内側にあるギア部分の逃げの深さは ギアの飛び出し部分より長かったので 問題なく固定出来る事が分かりました。 |
ちなみに前後のスプロケットの歯数を変更しても GSX250Rのスピードセンサーは後輪部分にあるので メーターパネルの速度表示が狂う事は無く ちゃんと正しく表示されますので安心してください。 |
それではフロントスプロケットの取替作業編です。 純正のスプロケより歯数の大きい(外径の大きい) スプロケットを入れるので先にチェーンの張りを緩めておきます。 リアのアクスルシャフトのナット(24ミリ)をユルユルに緩めます。 |
セッティングが優秀ならナットを緩めようとすると アクスルシャフトが供回りするので 17ミリの工具でアクスルシャフトの頭を押さえながら ナットを緩めてください。 |
チェーンのアジャスター(12ミリ)も 3~4週反時計回りに回して緩めておきます。 |
車体左側のアジャスターも同じように 3~4週反時計回りに回して緩めておきます。 これでフロントスプロケットを交換出来る準備が整いました。 |