半クラッチの領域が狭いのでクラッチの切れが良く
しかもシフトペダルのストローク幅も短いので
かなりスポーティな印象のシフトフィーリングですね。
シフトチェンジ時の節度感もほどよくあり
尚且つ、引っ掛かりもなくスムーズなので
ライバル車の中でもトランスミッションの出来の良さは
1、2を争う優秀な出来というか個人的には一番好みです。
それでは気になるギア比ですが
6速時のエンジン回転数に対しての速度は・・(メーター読み)
6速3000回転:時速41Km 6速4000回転:時速54Km
6速5000回転:時速66Km 6速6000回転:時速80Km
6速7000回転:時速92Km 6速7500回転:時速100Km
カワサキのNinja250とほぼ同じギアの重さですね。
13000回転がレッドゾーンのNinja250と
10500回転がレッドゾーンのGSX250Rが
同じギアの重さという事は
かなり極端なローギヤードだという事が分かります。
つまり、6速のレッドゾーンまで回したとしても
時速140Km/hにも到達出来ない軽いギア比なので
高速道路を時速100Km/hで走ってみましたが
正直、レッドゾーンまでの幅がなく余裕がないので
回り過ぎている感が半端なかったですね。
一定速度で長時間巡航するなら
回転数的には時速90Km/hくらいまでで抑えたくなります。
ギア比が軽いのは減速比が軽い事もありますが
3速~6速がかなりクロスされているので
ギアを上げても回転数がほとんど下がりません。
それはまるでSSのバイクに乗っているかのような
ギアチェンジの間隔ですね。
スペック表での燃料消費率でWMTCモード値に対して
定地燃費値がいまいち伸びていないのは
間違いなくこの極めてローギヤードでクロスされたギア比の設定が
影響していると思われます。 |