SUZUKI GSX-S125 VS GIXXER Vol.2

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GSX-S125エンジン
GIXXERエンジン

エンジン

GSX-S125は125ccの水冷4バルブDOHCエンジンですが

ジクサーは155ccの空冷2バルブSOHCエンジンで

しかもボアストローク比が真逆の設定になっており

GSX-S125はボアが大きい62.0mm×41.2mmに対して

ジクサーはストロークが大きい56.0mm×62.9mmです。

GSX-S125は高回転型のスポーツエンジンですが

ジクサーは低回転域が得意な普通のエンジンです。

6000回転で1.4kgfを発生させるジクサーのエンジンは

排気量の差もありますがアイドリングの回転数から

6000回転あたりまでは圧倒的にジクサーの方がトルクが豊富で

むしろ加速に余裕さえ感じるほどです。

ジクサーに乗った後にGSX-S125に乗ると

所詮125ccか・・なんて思ってしまうほどの差があります。

しかし、7500回転あたりからは圧倒的にGSX-S125の領域で

ジクサーよりもパワーが伸びてくるので

125ccとは思えないような加速感を味わえます。

そして、この2台のエンジンに共通している所は

全域で滑らかに回る所ですね。

なので一見、高回転域がダメそうなジクサーのエンジンですが

レッドゾーンまでブン回してもGSX-S125のような

爽快感はありませんが滑らかにストレス無く回ってくれます。

エンジンは全く正反対の性格なので

どちらも甲乙付けがたいのですが

街中を普通に走っていて一番恩恵を受けられるのは

間違い無くジクサーのエンジンでしょう。

 
GSX-S125
GIXXER

マフラー

両車ともマフラーに排気口が2つあるタイプですが

ジクサーにはこのサイレンサーの他に中間パイプ部分にも

ボックス型のサイレンサーがあるので

同クラスの他のバイクと比べても圧倒的に静かです。

GSX-S125は、このサイレンサーのみなので

当然、アイドリングから既にジクサーよりも

圧倒的に排気音が大きいです。

聞き比べてみて下さい。

GSX-S125の排気音

ジクサーの排気音

 
GSX-S125
GIXXER

トランスミッション

GSX-S125は6速ミッションですが

ジクサーは5速ミッションですね。

違いはそれだけでなく・・

明らかにGSX-S125の方が滑らかにシフトチェンジが出来るというか

ダメな所がありません。

それに対してジクサーはカチカチした硬めのシフトフィーリングで

滑らかさが足りないですね。

その硬さが相まってニュートラルに入れようとすると2速に入ったり

1速に入ったりを繰り返す事になる持病を持っています。

トランスミッションに関してはGSX-S125が圧勝です。

 
GSX-S125
GIXXER

サスペンション

フロントは両車とも同じ正立フォークですが

太さがもう違いすぎますね。

ジクサーは400ccクラスの太さなので

ハンドルバーから伝わってくる剛性感は

ジクサーが圧倒的です。

セッティング的には当然、GSX-S125の方が

スポーツな味付けで硬めです。

かといってジクサーもフワフワしている訳ではなく

どっちかというとスポーティな味付けだと思います。

コーナーリングに関しては

ジクサーは性格的にまったり走る系だと思われますが

車体の軽さでそこそこスポーティに走れてしまいます。

GSX-S125ではそれにプラス

引き締まったサスペンションの設定により

切り返しの時のキビキビ感が増した感じですね。

車重は両車ともほぼ同じで

2KgだけジクサーがGSX-S125より重いのですが

ジクサーにはセンタースタンドがあるので

それを外すと車重はほぼ同じと考えて良いですね。

 
GSX-S125
GIXXER

リアサスペンションでは、ジクサーは7段階で

プリロードを変えられますがGSX-S125は固定式です。

標準よりも1段分だけプリロードを柔らかく出来るジクサーは

乗り心地の点においても有利ですね。

 

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