ノートオーラ ホイールのインチダウン Vol.2 |
次はノートオーラのホイールをインチダウンさせてみます。 とりあえず13インチを試してみましたが ブレーキキャリパーに干渉する為 物理的に装着は出来ませんでした。 それよりも問題なのはタイヤの外径サイズで そもそもノートオーラはノートよりもタイヤ外径が大きい為 純正サイズの外径を維持するには 実質、15インチがインチダウン出来る 限界のサイズになると思われます。 タイヤ外径を落とすというのも 一つのチューニングだとは思いますが 若干の軽量化と加速性能が若干高まるメリットよりも スピードメーターの誤差が広がったり オドメーターが実際に走った距離よりも多く進行したり ホイールアーチとタイヤの隙間が広がるので 見た目がかっこ悪くなったりと デメリットの方が上回るように思えるのでお勧め出来ませんね。 |
という事で15インチの社外品ホイールとして用意したのは プロドライブのGC-010E(15×6.5J+35)で それに組み合わせるタイヤは タイヤの重量やステアリングのレスポンス、 コストなどを考慮した結果 ダンロップのEC204を選びました。 サイズはノートオーラ純正タイヤと同じ外径にする為 195/65R15を装着しています。 各メーカーのエコ系タイヤのについての特性等は アルトのページですでに検証済みです。 そして気になるタイヤとホイールの重量は 一本あたり約13Kgでした。 プロドライブのGC-010Eはレーシングホイールという事で そもそも17インチであっても 純正ホイールよりも軽量なのですが 15インチに落とす事でさらに軽量化出来ます。 つまり、4本全て合わせると 約30Kg近く軽量化出来ることになりますね。 |
実際に大幅に軽量化した15インチで走ってみましたが 路面によっては少しゴツゴツ感があった 低扁平の純正タイヤの乗り心地も 15インチの分厚いタイヤとバネ下重量の軽量化によって 完全に解消されますし 加速や減速のレンスポンスも鋭くなります。 さらには燃費の向上も期待出来ますね。 おまけにタイヤの価格も大幅に安くなるので ランニングコストも削減出来ます。 15インチにインチダウンするメリットは絶大なのですが インチダウンするデメリットとしては 見た目は普通のノートに近い感じになるので 17インチホイールと低扁平タイヤが持っていた ノートオーラらしさというか高級感は失われますね。 あと、同じ銘柄の50扁平と65扁平のタイヤを比べたら ステアリングレスポンスが落ちますし ショルダー部分の剛性が落ちるので ステアリングから伝わる 路面のインフォメーションは緩くなります。 ただ、ステアリングレスポンスに関しては タイヤの銘柄による違いも大きく影響しますし 今回のように6.5J幅のホイールに対して 195幅の少し細めタイヤを履かせる事で タイヤが少しだけ引っ張り気味に装着されているので タイヤのショルダー部分の剛性が高まるので 6.5Jのホイールに205幅のタイヤを履かせるよりも ステアリングレスポンス等を高める事が出来ますよ。 |
ちなみに15インチでのタイヤの飛び出し量ですが タイヤは純正の205から195の幅になったので 左右で5ミリ細くなりましたが ホイールは同じ6.5Jでもインセットが35という事で 純正ホイールの40ミリよりも5ミリ外に飛び出します。 つまり、タイヤは5ミリ内側に入りましたが ホイールが5ミリ外に飛び出したので 計算上は純正タイヤと同じ飛び出し量になりますね。 実際に量ってみると12.5mm~13mmほど余裕があったので やはり純正タイヤと全く同じ結果でした。 |
社外品のホイールを取り付ける場合は 車体のハブとホイールとの隙間を埋める ハブリングを取り付けた方が圧倒的に信頼性が高まりますよ。 過去にハブリングを取り付けずに 社外品ホイールでサーキットを走ったのですが コーナーリング中やブレーキング時に ハブボルトに多くの負担が掛かるので ナットが噛んでしまいハブボルトを交換する事になりました。 街中を走行していてそうなる事はほとんどありませんが ハブボルトに多くの負担が掛かることは間違いありません。 ちなみにプロドライブのGC-010Eの場合 ホイール側のハブ径は73ミリで ノートオーラ側のセンターハブの径は60ミリなので 73mm→60mm(60.1mm)のハブリングを4枚使います。 |