ノートオーラ ワイドトレッドスペーサーの取付 Vol.3 |
次はノートオーラにワイドトレッドスペーサーを装着し フェンダーに対してタイヤがツライチになるように持って行きます。 今回はより積極的に車体が曲がる方向にチューニングする為に フロントのみに装着します。 という事で用意したアイテムは 協永産業のKics ワイドトレッドスペーサーで M12×P1.25 4H PCD100 厚み11mm(4011W3)です。 ちなみにハブリングは付属していませんよ。 タイヤの飛び出し量が純正ホイールと同じなら 計算上、11ミリのスペーサーを使えば ほぼタイヤがツライチまで迫れると思います。 2枚セットなので 4輪に取付する場合は2セット必要ですよ。 |
ちなみに協永産業のワイドトレッドスペーサーには ハブリングがセットになった W.T.S.ハブユニットシステムがありますが メーカー自体にはノート用の設定が無いので ハブリングは単品で買う必要がありますが お店が独自でセット売りしていたりしますよ。 協永産業の11mmのワイトレ用ハブリング(60mm)は W1060なのでそれが4枚付属しています。 |
11ミリのワイドトレッドスペーサーの重量は 専用ナット全て含めて約554gでした。 ワイドトレッドスペーサー本体のみだと473gになります。 |
それではホイールを脱着する作業を行いますが ギアをパーキングに入れ パーキングブレーキを掛けておきます。 まずはセンターにあるカバーを外すので 両手を使って指をカバー裏の両端に引っ掛けて 左右同時に手前に剥がします。 センターカバーを取り付ける時の注意点としては カバーを取付出来る向きは1箇所に決まっているので カバーを回転させながらホイールのくぼみに合わせていくと カバーが傾くこと無く水平に合わさる所があるので そこでカバー全体を押しこめば固定出来ます。 間違った向きにカバーを合わせると 斜めに傾くので押しても固定できる気がしないと思います。 |
カバーを外すとこんな感じになっていますが 電動インパクトを持っていない場合は 車体を持ち上げる前に ホイールのナットをほんの少しだけ緩めておきます。 緩めるのは半周程度で良いです。 ジャッキアップしてホイールが浮いてから ナットを外してホイールを取り外します。 |
それから車体を持ち上げますが 車体の四隅のサイドシルの所にある くぼみとくぼみの間がジャッキアップポイントです。 パンタジャッキを使って持ち上げますが ガレージジャッキを使う場合は ジャッキパッドを付けた方が良いですね。 |
まず、最初にやる事はワイドトレッドスペーサーを 取り付けられるホイールかどうかを調べる必要があるので ホイールの逃げを調べます。 プロドライブのGC-010Eの場合は26ミリほどありました。 |
ノートオーラ純正ホイールの逃げを調べてみましたが 残念ながら1~2ミリあるかないかの状態でした。 これでは車体側のハブボルトがスペーサー内に収まる 25ミリ以上の幅があるワイドトレッドスペーサーしか 取付出来ないと思います。 |
それでは実際にワイドトレッドスペーサーを取り付けますが ホイールの脱着に関する詳細は オイル交換のページで掲載しているので ここでは省略しますよ。 ハブリングは先に車体側に取り付けると スペーサーが入れにくいので スペーサー側にハブリングをはめてから 車体側にスペーサーごと固定した方がスムーズに入ります。 |
ワイトレに付属の薄い専用ナットを取り付けますが まずは軽く対角線上に締めておきます。 工具は専用のソケットが付属していますが 肉厚が薄いTONE等のソケットだと 12角の16mmディープソケットが使えますよ。 11ミリスペーサーは何かと特別で 写真を見ても伝わると思いますが ナットホールがレーシングホイールより狭く かなりカツカツサイズですね。 |
仕上げに対角線上に4~5回に渡って 規定締め付けトルクで締めますが ノートオーラのホイールナットの 規定締め付けトルクは108N-mなので 108N-m~120N-m内で締め付ければ問題ないと思います。 ちなみに片輪だけジャッキアップしている場合は ナットを強く締め付けても供回りしないのですが 両輪をリフトアップしている場合は供回りするので ナットを締め付ける事は出来ませんよ。 ホイールを取り付ける時は この状態からさらにハブリングを取り付けます。 |
11ミリのワイトレをノートオーラに取り付けた場合 ハブボルトの飛び出し量は約15mmほどになるので ホイールの逃げはそれ以上ある必要がありますね。 |
フェンダーまで12.5mm~13mmほど余裕がありましたが 11ミリのワイトレを取り付ける事で 6.5J+24のホイールサイズになったので このようにタイヤがツライチになるまで約1ミリほどまで迫れました。 純正ホイールに取り付けられない事が本当に残念ですね。 |