Dio110 VS JOG125 合同インプレッション Vol.6

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Dio110(JK03)シートオープン

Dio110・・ユーティリティ

スクーターでは走行性能と同等に

ラゲッジスペースなどのユーティリティも重要ですね。

シートを開けるとこんな感じになりますが

シートのヒンジ部分には抵抗が無く

風が吹く事でシートがバタンと閉じる事があるので

キーの閉じ込めには気をつけたいですね。

 
Dio110(JK03)ラゲッジスペース

ディオ110では燃料タンクがある為

ラゲッジスペースはどうしても狭くなりますね。

フルフェイスのヘルメットを入れると

シートを閉じることが出来ませんでしたが

ジェットタイプのヘルメットなら入りました。

 
Dio110(JK03)車載工具

ちなみにディオ110には車載工具があり

プラスマイナスのドライバーとプラグレンチがあります。

 
Dio110(JK03)荷物フック

フロント部分にはシンプルなフックがあります。

 
Dio110(JK03)小物入れ

フタ付きの小物入れもあります。

 
JOG125(SEJ5J)シートオープン

JOG125・・ユーティリティ

シートを開けるとこんな感じになりますが

こちらもシートのヒンジ部分には抵抗がないタイプですね。

 
JOG125(SEJ5J)ラゲッジスペース

燃料タンクがフロア下にあるジョグ125では

シート下を広く使えるので

ラゲッジスペースはディオ110よりも圧倒的に広いですね。

ただ、こちらもフルフェイスのヘルメットを入れると

シートが閉まりませんでしたが

ジェットタイプのヘルメットなら入りました。

ちなみにラゲッジスペース後方にあるフタを外すと

バッテリーが搭載されています。

 
JOG125(SEJ5J)フック

ジョグ125では格納出来るタイプのフックなので

スタイリッシュですし上下に分割したフックなので

引っ掛けた物が不意に外れる事も防げます。

フック自体の幅も広いのでより多くの物に対応できますね。

一見、シンプルなディオ110のフック方が頑丈そうなんですが

どちらも耐荷重は1.5Kgですね。

 
JOG125(SEJ5J)小物入れ

フロント部分には小物入れがありますが

フタが無い事で使い勝手が良いこともありますが

フタが無い事によって置いた物が

外に飛び出す可能性があるので

跳ねるような硬くて軽い物は置けないですね。

 
Dio110(JK03)キーシリンダー

Dio110・・キーシリンダー

いつでもシートを開く事が出来る

ヤマハのスクーターを知ってしまうと

シートを開けられる所が限られているので

少々不便に感じてしまいますね。

そもそもスマートキーが標準装備されている車種なので

ベーシックグレードのキーシリンダー部分は

必要最低限の機能に収まっている感じですね。

ちなみにディオ110では右側にハンドルを切った状態でも

ハンドルロックを掛けられる長所があります。

 
JOG125(SEJ5J)キーシリンダー

JOG125・・キーシリンダー

シグナス等と同じキーシリンダー部分なんですけど

SEATという文字が至る所に書かれていますが

これはどの状態でもシートを空けられるという事で

ハンドルロックが掛かっている状態でも

エンジンを掛けながらでもシートを空けられる所が

ヤマハスクーターの良い所ですね。

 
Dio110(JK03)センタースタンド

Dio110・・スタンド

スクーターは車体をリフトしにくい構造なので

センター(メイン)スタンドが標準装備されていますね。

ディオ110で気になったのはサイドスタンドの方で

スプリングがかなり強力なので

足で跳ね上げる時に少し重みを感じますし

バコン!というような炸裂音というか

とてもうるさい音が発生します。

 
JOG125(SEJ5J)センタースタンド

JOG125・・スタンド

当然、ジョグ125にもセンタースタンドが標準装備されていますが

ジョグ125のサイドスタンドは至って標準的でした。

 
Dio110

Dio110・・総評

ディオ110を一言で表現するなら

至って標準的なフラットフロアの

原付2種のスクーターという感じで

原2スクーター界のCB400といった感じでしょうか・・

今まではPCXが原付2種の

王道かつスタンダードだと思っていましたが

ディオ110を知ってしまうと

PCXが少し贅沢に思えるので

やはりディオ110こそがスタンダードなんだと思ってしまいました。

車体の価格が安いという先入観があったので

走りの端々に安っぽさのような物を感じるかと思っていましたが

全くそれを感じさせなかったので

PCXを買わなくてもディオ110で良いんじゃないかと

思わせてくれるほど想像以上によく出来たスクーターでした。

 
Dio110リア側

ディオ110特有の不満な点もあるのですが

ほとんどは原付2種スクーター全体の

不満な所でもあったりするので

ディオ110だけが悪い訳ではないですね。

お店から買ってきた状態のままで

より幅広い体型の方に対応出来るのは

間違いなくディオ110だと思うので

万人に勧められるのは

ジョグ125ではなくディオ110だと思いました。

 
JOG125

JOG125・・総評

ジョグ125を一言で表現するなら

小さなシグナスX・・あるいはミニグリファスといった印象で

原付2種というよりも

どちらかというと50ccの原付一種に近いようなサイズ感で

ホイールベースの短さや

10インチホイールによる重心の低さなど

まるで原付一種のようなヒラヒラした身のこなしは

ジョグ125でしか味わえない

独特な走行フィーリングが魅力的だと思いましたが

その低さゆえに最低地上高は110mmしかないので

大きな段差がある所では

お腹を擦らないように注意が必要ですね。

 
JOG125リア側

小さなシグナスX・・あるいはミニグリファスなのは

走った印象だけでなく

カウリングなどもシグナスXの流れをくむ構成だったので

ジョグ125のどの部分を切り取っても

ザ・ヤマハのスクーターそのものでした。

強制空冷式のエンジンだったり

軽量でローコストなスクーターという点では

ディオ110と似ているように思えるのですが

全く違う乗り物・・とまではさすがに言えないものの

インプレッションを通じて

想像以上に違う点が多かったんじゃないかと思います。

 
ディオ110とジョグ125

という事で・・結論的には

身長160センチ以下の方なら迷うことなくジョグ125で

身長160センチ以上170センチ以下ならディオ110・・

170センチ以上ならどっちも狭苦しいので

原付二種でもっとも余裕があるライポジのNMAX・・

という感じなんですが

それは、あくまでお店で買った状態のまま

乗り続けるならという話であって

ジョグ125の最大の問題でもある

低すぎるシート高ゆえに感じる狭苦しさは

シートのクッションを嵩増しする事で

身長170センチに最適化させる事も実際に可能でした。

ディオ110の最大の問題は

燃費を重視し過ぎたCVTのセッティングによる

遅すぎる加速力なのですが

全てのウェイトローラーを

2gほど軽い物に変えるだけで

時速60Km/h前後までの実用的な加速力なら

PCXと互角の加速力にまで高める事が出来ます。

もちろん最高速度ではPCXには負けますが

加速力に関しては何とでもなりますね。

なのでディオ110にしてもジョグ125にしても

ほんの少しだけチューニングしてあげる事で

個々が抱える大抵の問題は解決出来てしまいますし

どうしようもない所は

他の原付2種のスクーターであっても

どうしようもない事が多いので

チューニングする予定なら

見た目のデザインで選んでも良いと思いますね。

 

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