YAMAHA シグナスX SR 社外品プーリーへの交換 Vol.4

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それでは、今回の大メインクライマックス・・

キタコのパワードライブキット タイプXと

純正プーリーとの違いを走行動画から検証してみたいと思います。

写真の左がパワードライブキットで

右が純正プーリーです。

両車とも12gのウェイトローラーを装着していて

ボスワッシャーは抜いてあります。

写真は両車同時に加速して、クラッチがミートして

回転数が一瞬止まる所です。

パワードライブの方は、200ほど回転数が高いです。

つまりローギア側のギア比が軽くなっているようですね。

 

完全にクラッチがミートして変速しながら加速していきます。

回転数では、まだ200回転ほどパワードライブの方が高く

2Kmほど速度が上回っています。

つまり、ローギア側にギア比の幅が広くなった事で

出だしの加速がよくなっていますね。

 

さらに加速が進み、パワードライブの方は回転数が動かず

固定のままで時速26Kmから56Kmまで加速しています。

そして、ここでパワードライブと純正のプーリーが

同じエンジン回転数に並びました。

でもまだ時速1Kmほどパワードライブが上回っていますね。

 

パワードライブも回転数が少しずつ上がって来ましたが

ついに純正プーリーに回転数が抜かれてしまいました。

つまり、時速63Km地点まではパワードライブの方が

リードしているようですね。

このあと時速64Kmで速度は純正と並びます。

 

時速65Km地点で逆転して純正プーリーの方が時速1Kmほど

パワードライブよりリードしました。

 

再び時速86Kmで両車が同じ速度になって

エンジン回転数も再びパワードライブの方が高くなっています。

純正プーリーでは、最終ギアに入ったので変速が固定して

エンジン回転の上がり方が速くなります。

 

さらに時速89Km時点で両車が同じ速度になり

エンジン回転素もほぼ同じになりました。

 

そして時速96Kmにさしかかった時には

純正プーリーが時速1Km上回り

エンジン回転数も200回転ほど純正プーリーの方が高く

加速に力を感じます。

 

なんてことでしょう・・純正プーリーの方が先に

時速100Km/hに到達してしまいました。

その時のタイムは21.51秒で

キタコのパワードライブが23.06秒でした。

パワードライブは、時速100Km時で8000回転ですね・・

これはかなり重いギア比ですよ。

 

キタコのパワードライブに純正のボスワッシャーを装着すると

500回転分ギア比が軽くなり

時速100時には8500回転になりました。

これでほぼほぼ純正プーリーの

ボスワッシャー無しの状態になりましたね。

ギア比が伸びた事で、ボスワッシャーを入れて

低回転域の加速を強化しても、高回転域では

まだ500回転ほど余裕があるので

さらにボスワッシャーを追加する余裕が出来ましたね。

ボスワッシャーを追加してギア比を軽くする事で

恐ろしい加速力と、高回転域での加速力の

両方を手に入れられそうですね。

この事からキタコのパワードライブには

ボスワッシャーの装着は必須だと思います。

 

どうして純正プーリーの方が0-100Km加速が速かったのか・・

パワードライブは純正プーリーに対し

ローギア側にもハイギヤ側にもギア比が伸びたので

スタートダッシュでは速かったのですが

トップ側のギア比が伸びたので変速している時間が

純正プーリーよりも長くなり

中間加速から最高速が出る領域まで

エンジン回転数が全体的に低くなってしまったのが原因ですね。

ギア比が伸びると、変速時間が長くなるので

より高い回転数で変速させる事が加速においては重要です。

つまり、より軽いウェイトローラーが必要なってくる訳です。

これが軽量な7.5gのウェイトローラーが付属している理由ですね。

つまり、重いウェイトローラーとギア比が伸びる

パワードライブとの組み合わせは

エンジン回転数が高くならないので

加速においては全く向いていないと言えますし

逆にそれを利用する事で、シグナスXとは思えないような

恐ろしい燃費性能をたたき出せるので

リッターあたり45Km越えも夢ではないでしょう。

という事で、キタコのパワードライブキットのプーリーは

純正プーリーよりもロー側とトップ側の

両方のギア比が伸びるプーリーでした。

 
 
 

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