HONDA クロスカブ110 インプレッション Vol.1

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クロスカブ110

クロスカブってそもそも何?

クロスカブのベース車両であるスーパーカブは

2018年に60周年を迎え長きに渡り販売され続け

もはや日本の国民的バイクとしての地位を確立したバイクなんですが

クロスカブはスーパーカブのオフロード版というか

最近世界的にも流行しているデュアルパーパス版ですね。

クロスカブの祖先は

未舗装路の多い海外向けに作られたCT90で

後に日本で販売されたCT110、通称「ハンターカブ」にあたります。

そのCT110が2012年からクロスカブ(CC110)として復活し

今回インプレッションするJA45型のクロスカブは2代目にあたります。

CT110とは違い、CC110としてではなく

通称名と思われるクロスカブの方を前面に出して販売されていますね。

個人的なクロスカブのイメージは

スーパーカブのデュアルパーパス版というよりも

むしろチャラいカブというか

仕事をする為のバイクというイメージが強いスーパーカブを

若者向けにカジュアルにした印象なんですが

そう思わせるのはスーパーカブにはない

ポップなカラーリングが選べる所や

スーパーカブと同じロータイプのマフラーが採用されている事で

オフロードな印象がクロスカブの外観からは

あまり見えてこない所ですね。

という事で今回のインプレッションでは主に

スーパーカブとの違いを見ていきたいと思います。

 
クロスカブ110

デザイン・外装

フレームやエンジンはスーパーカブと同じなので

見た目はほぼほぼ同じなんですが

前面にレッグシールドと呼ばれている風防がないので

かなりスッキリした見た目になっています。

その為、風を遮る物が全く無いと言って良いので

正直、今までに体験したことのないくらいの風圧を

身体全体に感じるので

まるで自転車に乗っているかのようですね。

見た目で唯一デュアルパーパスな所を感じるのは

前後のフェンダーに泥よけが追加されている所で

ぬかるんだ未舗装路を走っても

ほぼ完璧に泥跳ねを抑え込んでくれますよ。

 
クロスカブ110テールランプ

テールランプは普通の白熱電球でナンバー灯と兼用です。

大きさにしろデザインにしろクラシックな印象ですね。

 
クロスカブ110ロービーム

ロービーム

ヘッドライトはスーパーカブと全く同じ物で

唯一先進的な装備としてLEDヘッドライトが採用されています。

ロービームでは上半分だけが光り

光の拡散する幅はかなり広いので

LEDヘッドライトとしては優秀なんですが

明るさ自体はそれほどでもない印象ですね。

 
クロスカブ110ハイビーム

ハイビーム

LEDヘッドライトの鬼門というべきハイビームなんですが

大体20メートル先で道路の幅2車線分くらいに渡って広がります。

正直、市街地ではハイビームを使う事はほとんど無いですし

街灯の無い山道ではこのハイビームでは貧弱すぎるので

使い道としては、見通しの悪い住宅街で

曲がり角の先にいる相手に

こちらの存在を強く知らせる事くらいにしか使えませんね。

でもこれは多くのLEDヘッドライトに言える事で

スーパーカブ(クロスカブ)だけの事ではないです。

 
クロスカブ110テールランプ

テールランプは普通の白熱電球でナンバー灯と兼用です。

大きさにしろデザインにしろ

もはやクラシックな印象がありますね。

 
クロスカブ110

ライディングポジション

背筋は垂直な状態なので

長時間乗っていても非常に楽な姿勢なんですが

ハンドルとの距離や角度など

まさに自転車に乗っているような感覚に近いですね。

気になったのは身長170センチの短足の私でも

普通にシートに座るとステップの位置が少し後ろに感じるので

足を曲げ気味で乗る事になり窮屈に感じました。

足を楽にする為にはどうしてもシートの後ろめに座ってしまうというか

ベストなポジションを取ろうとすると

シートの後ろからお尻が少しだけはみ出します。

なので身長160センチ前後の人に

ベストな作りになっている思われるので

男性よりもむしろ多くの女性に

ピッタリな設計になっているように思えました。

 

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