GR COPEN ショックアブソーバーの交換 Vol.1 |
今回はGRコペンのショックアブソーバーを交換します。 普段は出来るだけ乗り心地が良い状態で走り 峠道やサーキットではサスペンションを引き締めて走りたい場合 減衰力の調整が出来るショックアブソーバーが必要という事で・・ 今回用意したアイテムはDスポーツの スーパースポーツショックアブソーバー40(48530-B240)で 前後共に40段階で減衰力の調整が出来ます。 |
スーパースポーツショックアブソーバー40と GRコペンの純正ショックアブソーバーの重量を量りました。 左のフロント側は純正とほぼ同じ重量ですが 右のリア側のショックアブソーバーは 明らかに太くなっているので約350gほど重くなっています。 ちなみに減衰力の調整範囲は 最弱にするとGRコペンの純正ショックよりも明らかに緩くなるのですが GRコペンの純正スプリングがギリギリ 揺れ戻しが無い程度に緩まるので コペンとしては極上の乗り心地になりますし 減衰力を高めると 吊るしの車高調程度には引き締まるので Sタイヤでサーキットを走る場合には物足りないのですが ワインディングを攻めるには十分な減衰力を発揮出来ます。 なのでメジャーな社外品ショックで言うと KYBのローファースポーツプラスに近いショックだと言えますね。 |
それではまずリア側のショックから交換しますが リア側はスプリングとショックが別体なので 比較的簡単に交換する事が出来ますよ。 トランクを開けて左右のリアショック上部にあるキャップを外し ショックの頂点にあるナットを緩めておきます。 |
14ミリの工具でナットを緩めますが そのまま回すとロッドが供回りして緩められないので ロッドの頂点部分をモンキーレンチ等で押さえながら ナットを2周程度緩めておきます。 |
次は左右にあるリアショック下部のナットを 2周程度緩めておきますが ボルトと供回りした場合は 右側のボルトの頭を押さえながらナットを緩めますが ナットとボルトの両方とも17ミリの工具を使います。 そこそこ硬いので長い工具を使いたい所ですが 長すぎるとバンパーと地面の隙間で可動させるのが困難になるので ほどほどの長さのが良いですね。 |
これで左右のリアショックの上下のナットが緩まったので ここからは片側ずつショックを交換していくので 左右どちらかのホイールのナットを1/4周程度緩めます。 |
油圧ジャッキかパンタジャッキを使い サイドシルにあるジャッキポイントを使って タイヤが少し浮くまで持ち上げてからホイールを外します。 パンタジャッキは倒れやすいのでお勧め出来ませんが 倒れないように横には外したホイールを敷いておきます。 |
ホイールを外した側のショックアブソーバー下部の所を 下からパンタジャッキを使って少しだけ支えます。 ちなみにコペンには1台だけパンタジャッキが積まれているので 互いに傷が付かないように 5ミリ厚程度のゴム板等を間に敷いて使います。 |
下からジャッキで支えながら 緩めておいたボルトナットを外すと素手で簡単に外せます。 持ち上げすぎても支えなさすぎても駄目なので ショック下部にあるブッシュ部分が上下共に潰れないように 数ミリだけ下から支える状態にすると ボルトに重みが乗らないので簡単に抜けますよ。 |
次はトランクルームから ショック上部のナットを完全に外しますが ナットが外れてしまうと下にショックが落ちるので ナットが外れそうになったらショックを片方の手で 支えながらナット外すと下からショックを抜き取れますが 持ち上げているパンタジャッキを 低くするとスムーズに抜き取れます。 |
トランクルーム側の構成としては 一番上にある大きなワッシャーを外すと 下には大きなブッシュがあります。 |
そのブッシュを外すとこんな感じで 下からショックが刺さっている状態になっています。 |
これで片方のショックアブソーバーが抜き取れました。 |