GR COPEN ショックアブソーバーの交換 Vol.5

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GRコペン(LA400)純正フロントショックアブソーバー

それでは純正ショックから

スプリング等の必要部品を移設します。

 
スプリングコンプレッサー

まずはスプリングコンプレッサーを使って

スプリングを縮めますが

絶対にスプリングに傷を付けたくない場合は

写真のようなクッションテープ

フック部分に貼っておきます。

 
スプリングコンプレッサー比較

GRコペンの純正スプリングは

プリロードがしっかり掛かっているので

スプリングを大きく縮める必要があり

スプリングコンプレッサーを選びますね。

なので写真左のような工具では

GRコペンには使えません。

 

それでは作業を行いますが

予めスプリングの砂や砂利を清掃しておきます。

 
スプリングコンプレッサー圧縮作業

スプリングコンプレッサーを

スプリング上下の出来るだけ端の部分に引っ掛けて

ネジを回して縮めていきますが

工具がショックのお皿に接触しないように注意する事と

写真のような首振り(ボールジョイント)を使う事で

ショックとのクリアランスを確保出来ますよ。

そこそこ重労働なので

電動工具を使うと一瞬で縮められますが

くれぐれも工具をショックに当てないように注意します。

 
スプリングコンプレッサー使用

左右均等にスプリングを工具の限界まで縮めると

こんな感じになります。

片側はお皿部分とスプリングコンプレッサーとのクリアランスが

少ないのが分かると思います。

 

次はショック頂点にあるナットを外します。

しっかりスプリングが縮まっていると

素手でソケットを回してナットを外す事が出来ますが

逆にスプリングの縮め方が甘いと

スプリングの力がナットに掛かるので硬くなります。

ナットが硬い場合は外すと危険なので

スプリングコンプレッサーを一端外して

出来るだけ沢山縮められる位置に固定し直します。

 

上から順番に外していきます。

 

アッパーマウントの次は樹脂のキャップを挟んで

アッパースプリングシートがあります。

 

これでスプリングが抜ける状態になりました。

 
GRコペン(LA400)スプリング取り外し

スプリングコンプレッサーが付いたまま

ショックからスプリングを抜きます。

バンプラバー内蔵のショックブーツも一緒に付いてきますが

フロント側は純正のバンプラバーを使うので問題ありません。

 
GRコペン(LA400)フロントショックアブソーバー比較

それではスーパースポーツショックアブソーバーに

スプリングをセットしますが

純正ショックと全く同じ形状なので

車体への取付もスムーズに行えると思います。

 

スプリング一式を移設する前に

スプリングの底部を拭いて砂利や砂を清掃しておきます。

 
GRコペン(LA400)スプリング組み込み

そのままスプリングコンプレッサーごと

スプリングをセットしますが

スプリングの端の位置は決められています。

 
GRコペン(LA400)アッパースプリングシート

スプリング上部とアッパースプリングシートの位置も

決められているので

矢印の段差がある手前にスプリングの端が来るように乗せます。

 
GRコペン(LA400)アッパースプリング部

そして樹脂のキャップも乗せます。

 
GRコペン(LA400)アッパーマウント

最後にアッパーマウントを乗せますが

Dの形をした穴なので

シャフトに差し込める位置が決まっていますよ。

 

ショック頂点のナットは再利用不可部品なので

ショックに付属しているナットを使って

とりあえず適当に締められる所まで仮止めしておきます。

これでスプリングコンプレッサーを外せますが

上下のスプリングシートとスプリングの位置がズレないように

注意しながらスプリングコンプレッサーを緩めて外します。

 

あと、ABSセンサーを固定していた樹脂パーツも

純正ショックから外しておきますが

裏側から摘まみながら押して外します。

 

同じようにスーパースポーツショックアブソーバーに

移設するのですが

ショック単体の状態だと

左右のどちら側に付けたら良いのか分かりずらいので

車体にショックを取り付けてから固定するのをお勧めします。

 
スーパースポーツショックアブソーバー40組み立て済み

これで車体に取り付けられる状態になりました。

 

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