GR COPEN ロールバーカバーの撤去と内張制作 Vol.6 |
これでバーテープでラッピングされた ロールバーが完成しましたが 黒はどの車体のカラーにも合うと思うので 一番無難な色ですね。 気に入らなければいくらでも巻き直しが出来るので 攻めたカラーでも良いんですけどね。 |
バーテープを巻いたロールバーの重量は409gだったので バーテープの重量は片側で27gでした。 |
それでは車体に取り付けますが まずはロールバーの車体に埋もれる先端部分に シリコンスプレーを吹いて スムーズに差し込めるようにしておきます。 |
手で探るとバーを差し込む所には仕切りがあるので そこに生地ごとバーを差し込んで 上からゴムハンマーで叩いて差し込みますが 底までバーが到達すると 音や手応えが変わるので分かりますよ。 生地がロールバーと共に中に入り込むので 予め余裕のある車体の後ろ側の生地を 少したぐり寄せておくと自然な見た目になります。 |
生地をめくってからロールバーの先端にあるボルトの穴に入る 適当なプラスドライバーを使って ロールバーと共に押し込んだ生地とスポンジ材に穴を開けて 奥にあるネジ穴部分まで通しておきます。 |
あとは元々ロールバーを固定していたボルト2本を使って 最初は少し押し込むように固定するだけです。 |
ロールバーが固定出来れば これで内装とロールバーのデコレーションは完成です。 突貫で行ったので内装生地の縁の部分が グダグダになっていますが 裾を入れるように隙間に生地を落とし込めば シワにならずに綺麗に収められると思います。 今回はエアロボードを撤去しましたが どうしても必要な場合は 適当な板を結束バンドを使って左右のロールバーに固定すれば 何とかなると思います。 ちなみにエアロボードの効果は屋根を開けた状態でも 窓を閉めていないと効果がほとんど発揮されないので 窓も全てオープンにする場合はあまり意味が無いですね。 |
ロールバーの内張が付いている状態では シートの上部が真っ先に内張に当たってしまう為 シートのポジションが大きく制限されていましたが ロールバーが初代コペンのように剥き出しになり スリムになった事で シート上部との干渉を防ぐ事が出来ました。 それにより本来の目的でもあった シートのスライド量とリクライニング量が増えた事で 満足が出来るドライビングポジションが取れるようになったので より多くの体型の方にアジャスト出来ると思います。 思わぬ副産物としては シートの背もたれ部分を後の壁面に ピッタリくっつける事が出来るようになったので まるで本格的なレースに使われる カーボン製のフルバケットシートのように 背もたれ部分にどれだけ体重を掛けてもビクともしなくなりました。 そのくらいシートの剛性が上がるので ボディ剛性自体は変わっていませんが 体に感じる体感的なハーシュネスは改善されます。 |