HONDA CBR650R インプレッション Vol.6

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CBR650R収納スペース

ユーティリティ

シートが2分割になったCBR650Rでは

リアシートの下のみが収納スペースになりました。

それでもCBRシリーズの中では深さがある方なので

そこそこのスペースは確保されてあります。

車載工具もここに収納されていますね。

リアシート裏にも書類等を携帯出来るスペースがあります。

 
CBR650R収納スペース
CBR650R収納スペース

上:CBR650F  下:CBR650R

メインシートも外して先代のCBR650Fと同じように

シート下のスペース全体を見てみると

CBR650Rではフレームを連結しているブラケットの幅が広くなっていて

剛性が上がっている感じに見えますし

フレームの全長も明らかに短くなっているので

その分だけ収納スペースの面積も小さくなっています。

これもマスの集中化の為だと思われ

やはり収納スペースよりも走りを選んだようですね。

 
CBR650R車載工具

ちなみにCBR650Rの車載工具の内容はこんな感じで

CBR600RRにはあったプラグレンチが無いです。

 
CBR650R

2019 CBR650R 総評

CBR650Rを一言で表現するなら

ゆとり仕様のCBR600RR・・でしょうか。

CBR650Rが先代のCBR650Fよりも

むしろCBR600RR寄りのバイクな事は

これまでのインプレで伝わったのではないでしょうか。

しかし、CBR600RRを走らた時に苦痛に思う部分が

全て排除されているので

イージーでよりカジュアルに乗る事が出来ますし

しかも、動力性能は国内仕様のCBR600RRよりも明らかに速いので

CBR650Fと600RRの良いとこ取りをしたようなバイクなんですが

悪い言い方をすれば中途半端とも言えますね。

本格的にサーキットを走るなら

もう少し奮発して600ccのSSを買いますし

ツーリングをするなら

もっと楽な姿勢のバイクが欲しいですよね。

なので・・

スーパースポーツのテイストを気軽に味わいながら

格好いいバイクでツーリングがしたいし

時々サーキットも走りたい・・

そういった何でも1台のバイクで全てをこなしたいと思っている人には

ピッタリなバイクなのではないでしょうか。

先代のCBR650Fはただの優等生なバイクというか

刺激的な部分が全く無かったので

CBR600RRと比べる事すらナンセンスでしたが

今回のCBR650Rでは600RRに通じるような

刺激的な部分が増えたので

退屈なバイクじゃない事だけは確かですね。

 
CBR650R

ライバルは誰?

価格に対してのエンジン出力で言えば

100万円前後の同じ価格帯のバイクの中で言うと

CBR650Rはかなりエンジン出力が低い部類に入りますね。

ヤマハのMT-09やカワサキのZ900、スズキのGSX-S750の方が

圧倒的にエンジン出力が高いです。

しかし、フルカウルのバイクという事になると

この価格帯にはライバルが存在せず

少し価格が上がる1000ccクラスと比べる事になりますね。

650ccという排気量あたりのエンジン出力で言えば

SSを除くとMT-07やNinja650などライバル車はほぼ全て

2気筒エンジンが採用されている事もあり

4気筒エンジンを積むCBR650Rは

かなり高いエンジン出力の部類に入ります。

CBR650Rの良さは

650ccという比較的小さい排気量なのにも関わらず

4気筒エンジンが採用されている事や

4気筒エンジンを積んでいても

車体がコンパクトで取り回しが良い所ですね。

あと、4気筒エンジンのバイクの中では

車体の重量が軽い部類に入る事も良いですね。

扱いやすい4気筒エンジンのバイクという点では

ライバルは600ccのSS以外には無いと思いますし

そこに取り回しの良さや乗りやすさという要素を加えるなら

今の所、CBR650Rにライバルはいないのかもしれませんね。

 

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