HONDA CBR650R インプレッション Vol.4

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CBR650Rメーターパネル

メーターパネル

先代は斬新なデジタルの2眼メーターでしたが

今回は2017年モデルのCB1000Rから

採用されているデザインのメーターで

先代には無かったギアポジションインジケーターが追加されています。

AVGの平均燃費値が表示されている所には

稼働時間や燃料消費量、平均速度も表示出来るようになっていて

Aトリップと連動してリセットする設定にも出来ます。

右側のODOメーターの所の数字は

定番のA・Bトリップから

タコメーターの数字も表示出来ます。

ちなみに輝度調整も可能ですよ。

水温計もセグメントで表示されていますが

温まってからは動かないタイプなので

普段は冷却水が冷えているか

温まっているか程度しか読み取れません。

左端にあるタコメーターもメーターパネル全体の大きさからいえば

小さく感じるので視認性が悪いですね。

控えめなタコメーターにしたのは

やはりRRシリーズとの差別化の為ですかね・・

 
CBR650Rメーターパネル

アイドリングの回転数は1200回転なんですが

クラッチレバーを戻していくと半クラになるあたりで

回転数が300回転ほど勝手に上がり1500回転になります。

クラッチスイッチに連動しているようで

常にクラッチレバーの定位置でエンジン回転数が上がります。

クラッチワイヤーの遊びの程度によっては

半クラになる前に回転数が上がったり

クラッチが繋がってから回転数が上がったりするので

ワイヤーの遊びを上手く調整してやれば

クラッチだけで発進させる時に

エンストを防止するアシスト機能として使えるので

アクセルを使わなくても発進しやすくなります。

言うてもわずかなアシスト量なので

そこそこ荒くクラッチを戻してしまうとエンストしますけどね・・

 
CBR650Rメーターパネル

タコメーター自体の視認性は悪いのですが

シフトタイミングランプの機能があるので

実際に走っている時にはさほど問題ではなかったですね。

5000回転~レッドゾーンまでの250回転刻みで

シフトタイミングランプが点滅(速い点滅)する位置を選べます。

ランプの輝度も選べますよ。

 
CBR650Rメーターパネル

シフトタイミングランプが速く点滅する回転数から

マイナス1000回転までの間で

250回転刻みで遅く点滅する領域も選べますよ。

幅を0にすると速く点滅するのみになります。

 
CBR650Rメーターパネル

ちなみに昼間はこんな感じで

ブラックの背景に薄いゴールドっぽい色の文字ですね。

 
CBR650R左ハンドル

電子制御

左ハンドルのスイッチボックスにTのマークが付いた

TCSのスイッチがあります。

ホンダではセレクタブルトルクコントロールと言っていますが

後輪の滑りを感知してエンジンの出力を抑える機能ですね。

約1秒ほどスイッチを長押しすると解除出来ます。

1000ccクラスのバイクでは

3段階くらいでTCSの効き具合をコントロール出来たりもしますが

CBR650Rではオンかオフだけですね。

マンホールの上に後輪が乗った時や

雨の日でも安心してアクセルを開けられます。

正直、650ccの4気筒エンジンでTSCいるか?

とも思いましたが無いよりはあった方が良いですね。

 
CBR650Rシフトペダル

トランスミッション

アシスト付きのスリッパークラッチが採用されているので

クラッチレバーの重さは250ccクラスの中でも

軽い部類の車両と同じくらいで

指の疲れを軽減してくれます。

スリッパークラッチの機能は

シフトダウン時にブリッピングが足りなくても

後輪のロックを防いでくれるので

コーナーリング中でも安心してシフトダウンが出来ます。

チェンジペダルの動作自体もかなり軽いので

メッシュ素材のスニーカーでも乗れてしまうほどです。

気になる所は、3000回転前後の低い回転領域で

1速から2速にシフトアップする時に

ニュートラルに入ってしまう事が多いので

トロトロ走る時にはしっかり意識して

2速に入れる必要がありますね。

6速時のエンジン回転数と速度の関係は・・

1000回転:20Km/h 2000回転:42Km/h 3000回転:64Km/h

4000回転:86Km/h 4700回転:100Km/h で

先代のCBR650Fと全く同じギア比ですね。

ギア比の重さは排気量だけでなく

エンジンの最大回転数にも依存するので

1万5000回転ほど回るCBR600RRと比べると

時速100Km/h時の回転数は低くギア比が重くになっていますね。

ちなみに6速1000回転でも平坦な道だと

ブルブル震えること無く普通に加速が出来るので

CBR600RRに対して50ccほど大きい排気量は

主に低回転域でのトルクの余裕に繋がっていますね。

メーカーオプションでクラッチを切らなくてもシフトアップが出来る

クイックシフターが設定されているので

装着次第インプレしてみたいと思います。

 

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