CBR600RR ACC電源の増設 Vol.1 |
今回はCBR600RRのACC電源を確保しつつ 増設作業も行いたいと思います。 というのもCBR600RRに最初から用意されているACC電源は 車体の前後に2ヵ所しかありません。 他のコネクターに割り込みして 電源を分岐させる方法もあるのですが ECUなど電子回路の電力が不足してしまうと 車両に不具合が出てしまう為 今回は安全で確実にACC電源を増設する方法を行います。 今回用意したアイテムは デイトナのD-UNIT WR(16037)です。 ACC電源とバッテリーに接続する事で 安全なACC電源でありながらも バッテリーから直接電気を供給出来ます。 |
DユニットWRから出ているギボシ端子は 7.5Aが2本と5Aが1本で 合計20Aまで使用する事が出来ますが 消費電力の小さな器機を複数使う場合は 分岐ハーネスを使う事で接続する器機を増やせます。 |
ちなみに本来は、このDユニットが標準タイプで スペースがある所でACC電源を増設させるなら こっちの通常タイプのDユニット(98830)を使います。 こちらも最大で20Aまでなのは同じですが ガンガンに電気を使うなら DユニットWRはコンパクトな分、発熱の問題があるので 通常タイプの方が信頼性は高いと思います。 ただ、バッテリーの近くに設置する事を想定しているので 電源ケーブルは短めですね。 |
それでは作業編ですが まずはハンドルまわりに取り付ける器機に 電気を供給出来るように 車体のフロント側にあるACC電源を増設したいと思います。 車体左側のミドルカウルを外すと 矢印のACC電源のコネクターが現れますが 純正オプションのグリップヒーターを取り付ける為に 用意されているコネクターです。 ミドルカウルの外し方はここのページで説明しているので 今回は省略しますよ。 |
オスのコネクターがキャップとして使われているので 黄矢印のツメを押しながらメスのコネクターを抜き取ります。 赤矢印のツメを押すとコネクターを車体から外せます。 |
ここには住友電装の 060型HX防水2極コネクター(メス)が使われています。 ちなみにグリーンのケーブル側がマイナスです。 |
ここにはX-ADV用の電源取り出しハーネスが使えるので 簡単にACC電源を取り出せますよ。 |
とりあえずこれでACC電源は確保出来ましたが 純正オプションのグリップヒーターを使っていない場合は Dユニットを使わなくても ここからギボシ端子の分岐ハーネスを使えば 複数の器機の電源を確保出来ます。 合計で4Aくらいまでなら安全に電気を使う事が出来ますよ。 |