HONDA CBR1000RR-R リアタイヤの交換 Vol.3

HOME - GARAGE - CBR1000RR-R - Rear tire

次はホイールに新しいタイヤを組み込みます。

タイヤを組み込む時の決まり事として

まずタイヤの軽点(黄色い丸)を

ホイールのエアバルブの位置(もっとも重い所)に組む事で

バランス取りをする時にウェイトの量を最小に出来ます。

あと黄色矢印の所に回転方向の指定がありますが

このマークがあるタイヤでは

ホイールが回転する方向に矢印が向くように組みます。

まずはタイヤを外した時と同じように

ホイールと接触するタイヤの縁(外側と内側)に

シリコンスプレー(ビードワックス)を一周吹いておきます。

 

ホイールを地面に置いて

タイヤをこのように斜めにかけて

手前から上に向かってタイヤを踏んで行きます。

シリコンスプレーさえ吹いておけば

ここは簡単に入ります。

 

タイヤの片側が入りました。

ここで改めてホイールのエアバルブと

タイヤの軽点を確認して位置を調整します。

 

先ほどと同じように手前の端からタイヤを踏んでいきます。

ここからは先ほどよりも硬いので少しコツがいりますよ。

 

4分の3ほどタイヤが入るとかなり硬くなってくるので

ホイールプロテクターを隙間から差し込み

タイヤレバーを差し込んで

テコの原理で起こしてタイヤを入れます。

 

 

タイヤレバーが硬くて起こせない場合は

再度、しっかり手前側からタイヤを踏んでいって

ホイールの外径が小さい中心部分にタイヤを移動させます。

タイヤを剥がず時にも付ける時にも

上の写真のようにタイヤレバーを差し込む上側に

タイヤを寄せていく事がコツです。

 

タイヤがはまったら次は空気を入れて

左右のビードを上げます。

手動式の空気入れでも運が良ければ

ビードを上げる事が出来ますが成功率は五分五分です。

一番確実なのが電動エアコンプレッサーを使う事です。

自動車に車載されている

12Vのエアコンプレッサーでも使えますよ。

クルマの横にホイールを持っていくか

家で使う場合は100Vから12Vに変換するアダプターを使います。

これなら100%空気が入るのでビードを上げられます。

たとえ空気がタイヤの隙間から抜けたとしても

両手が使えるのでタイヤを押さえたりして

出来るだけ空気が抜けなくなるように

タイヤを変形させながら空気を入れていきます。

空気を入れていくうちにビードが上ると

パン!パン!と2回大きな音が鳴ります。

これでビードが上がりました。

 

それからコンプレッサーを外すので空気が抜けますが

エアバルブにコアを入れ直してから

再度エアコンプレッサーを使って

指定空気圧まで空気を入れれば

これでタイヤの組み込み作業は完了です。

 

Vol.1 > Vol.2 > Vol.3 > Vol.4