HONDA CB250R インプレッション Vol.2

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CB250Rシート

シート

シートのクッションは極めて硬めなので

最初はお尻が痛くなるんじゃないかと不安になりますが

横幅は大型バイクにも負けないくらいのかなり広めな設定です。

お尻に掛かる圧力がしっかり分散してくれるので

シート単体でのお尻への攻撃性は

至って普通といった印象ですね。

 
2018年型CB250R

足つき性

シート高が800ミリで尚且つシートが幅広・・

おまけにステップが前気味という事で

足つき性が悪いというよりは

足を地面に付けにくいという印象が強く

全てのパーツが足を地面に付くことを阻害します。

スペックシート上のシート高は800ミリなんですが

実はシートに座るとサスペンションがそこそこ縮んで

車体が沈み込む事もあって

実際のシート高は780ミリくらいの印象なので

足つき性が悪いという印象ではないんです。

救いとしては車重が142Kg程度しかない事で

これは125ccのPCXよりも12Kg重いだけですよ・・

なので男性はカカトが浮いても

あまり足つき性は気にならないと思いますが

小柄な女性は要注意ですね。

 
MC52型CB250Rエンジン

エンジン

CBR250Rのインプレッションでも書きましたが

個人的には250ccクラスのエンジンでは

このエンジンがベストエンジンだと思っていて

高い燃費性能と低回転域でのトルクに優れていて

尚且つ振動が少なく高回転域でも滑らかに回ります。

250ccとして等身大の出力というか

無理に背伸びしていない感じが好きですね。

しかし、CB250Rは今までのホンダの250ccと比べて

全てのパーツが一新されている中で

エンジンだけは既存のCBR250Rと同じ単気筒エンジンの

排ガス規制対応版を積んでいるという事になりますね。

一足先にレブル250に搭載されているエンジンと同じですが

CB250Rでは吸排気のチューニングにより

レブルのエンジンよりも1馬力と

0.1kgのトルクがアップしていて

前期型のCBR250Rのエンジンと

ほぼ同じスペックになっています。

実際に乗った印象は

高回転域ではさすがに29馬力の出力を持っていた

後期型のCBR250Rには

少しパワーの伸びが足りない感じですね。

もちろんカウルによる空気抵抗の差も大きいと思います。

しかし、実用回転数である4000回転前後では

車体の軽さも相まって

今現在の250ccクラスでは

間違いなくCB250Rはクラス最高のトルク感を味わえるので

6速で4000回転前後ほど回っていれば

そのまま大抵の坂道は登れてしまい

250ccという小さい排気量なのにも関わらず

山坂道を6速固定で無理すること無く走りきってしまいます。

単気筒エンジンなんですが

高回転域では6000回転~9000回転の間で

パワーの伸びをちゃんと感じられるので

決して実用回転数の領域だけの

物足りないエンジンではないですよ。

250ccの単気筒エンジンという事で

ごく低回転域で負荷を掛けると

スナッチ(ガックンガックン)が起こるので

6速だと平地では2500回転以上は回す必要があります。

実燃費ではそこそこブン回して

1リッターあたり約35Kmほど走れるので

まったりツーリングをすれば

40Km/L近い数値も叩き出せる燃費の良いエンジンです。

 
ホンダCB250Rメーター

メーターパネル

これからのホンダ車で共通のデジタルメーターとして

使われるかどうかはまだ分かりませんが

NC700から多くの車種で使われていた

フルデジタルメーターからは一新されています。

液晶画面全体にびっしりと隙間がないくらいに

情報が表示されていますね。

オドメーターやトリップメーターが上の段に表示されて

下の段に瞬間燃費や平均燃費を表示出来ます。

そしてなぜかストップウォッチ機能もあります(写真↑)

特に目新しいのは右下の「SIDE STAND」の表示で

スタンドを立てていると表示されます。

 
MC52-CB250Rメーターパネル

まわりが暗くなるとブルーのバックと

白文字に見えるようになります。

メーターパネルの輝度調整機能もありますし

シフトタイミングランプの発光する回転数や

発光パターンも選べるので

かなり多機能なメーターですね。

ここまで機能が充実しているのにも関わらず

シフトインジケーターがCB三兄弟の中で

CB250Rにだけ無いのは残念すぎますね。

これは既存のCBR250Rのエンジンを使っている為の

弊害だと思われます。

ちなみに水温計は一般的な日本の自動車と同じで

真ん中の位置から動こうとしない水温計で

普段はエンジンが暖まったかどうかしか分かりません。

 

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