乗り心地は、期待を裏切ることなく想像通りで

サーキット用のラジアルタイヤと言っても過言ではない

ハイグリップタイヤのアドバン ネオバに合わせて

適正に足回りもセットアップされているので

足まわりは、ちゃんと硬いです。

それでも、市街地を走っていて我慢しながら走らないといけない

レベルの乗り心地ではないので、ちょっと安心しました。

硬いというと、どうしてもホンダのタイプRシリーズを想像するけど

その領域までは達していないようですね。

だってS660はタイプRではなく、スタンダードモデルなんですからね。

かといって、市街地を少しハイペースで走ったとしても

横へのロールも、縦へのピッチングもほとんど感じる事がなく

フラットで、ステアリングの舵角に忠実なので

狙った通りのラインを走ってくれて、まさにオンザレールですね。

安定感と鋭さの両方を兼ね備えたMRレイアウトならではの

コーナーリングは、S660の最大の魅力であり

この気持ちよさはクセになりますね。

正直、市街地を走らせるには勿体ないというか

物足りないので、曲がりくねった山道を走りたかったです。

フロントは、15インチの165幅のネオバを履いています。

ミッドシップレイアウトの自動車は、FFやFRと比べると

意識的にブレーキをかけてフロントに荷重をかけないと

簡単にフロントタイヤが滑ってアンダーステアになりますが

このネオバの優れたドライグリップ力のおかげで

市街地では、何も考えずにアクセルを抜くだけで

フロントがイン側に入っていくので

MRのネガティブな部分を感じる事は無かったです。

リアは、16インチの195幅のネオバを履いています。

195幅は軽自動車にとっては極太タイヤですね。

ミッドシップ車にとってリアのグリップ力は生命線というか

最重要なポイントなので抜かりはないですね。

市街地では、まずグリップ力が破綻する事はないでしょう。