Ninja ZX-25R フルエキゾーストシステム Vol.4 |
次はセンターパイプを集合管の先に取り付けます。 このセンターパイプを回す事で 先端部分の角度が変わるので サイレンサーとスイングアームの隙間を調整出来ます。 |
サイレンサーを先端に刺します。 |
サイレンサーとスイングアームとの隙間が 十分に空いている事を確認します。 空いていない場合はセンターパイプ部分を回して 隙間が開くように調整します。 |
センターパイプの角度が調整出来たら とりあえずささっとスペーサーとワッシャーを噛ましてボルトを通し 裏側からナットでユルユルに借り止めしておきます。 ちなみにこのマフラーバンドのボルトを通す位置でも スイングアームとの隙間が変わってくるので コツとしてはスペーサーが少しだけ マフラーバンドを外に押す位置に持って行った方が サイレンサーの位置が安定します。 |
ちなみにマフラーハンガーと マフラーバンドを固定している所の詳細ですが マフラーハンガーに付属している部品だけで組むと こんな感じになります。 矢印の所にマフラーバンドが入りますが マフラーバンド同士の隙間にも ワッシャーを使う必要があるので M8の幅の広いワッシャーを1~2枚入れる必要があります。 |
スペーサーも間に噛ますので 付属のボルトを使わずに長いボルトを使って固定すると こんな感じになります。 まだユルユルの仮止め状態にしておきます。 |
とりあえずサイレンサーにスプリングを掛けますが ビームスマフラーに付属のスプリングは 長くて使えないので 60mmのスプリングを別途用意して取り付けます。 LCIショートサイレンサーには 元々スプリングが付属しないのでさらに短い 55mmの短いスプリングを別途用意して使います。 |
ちなみに汎用ステーを使う場合は 短いM8ボルトで車体に借り止めしながら ステーを曲げてマフラーバンドの位置に合わせていきます。 |
地面に押しつけて曲げたりして調整していきます。 |
万力を使うと簡単に急角度に曲げられます。 |
するとこんな感じになりました。 写真を見ても何となく分かると思いますが 汎用ステーだと左右に動きやすいので 多めにスイングアームとの隙間を作る必要がありますね。 |
とりあえず集合管とセンターパイプにもスプリングを掛けて O2センサーを取り付けます。 |
O2センサーを固定しますが 規定締め付けトルクは25N-mです。 |
O2センサーのコネクターを車体のコネクターと接続しますが センサーの取付位置が純正よりも遠くなった事で 元の位置ではケーブルが届かなりました。 その為、車体からコネクターを外してラジエターの後ろあたりで O2センサーのケーブルと接続させ 結束バンドを使ってケーブルを固定しておきます。 元々取り付けてあったゴムバンドで ケーブルを結束するのを忘れずに・・ |
そして仕上げにサイレンサーの マフラーバンドの所を本締めしますが サイレンサーの向き(車体を起こしたときに バッフルのネジが真下に向いているか)を 確認してからボルトを本締めします。 |
最後にエキパイのナットを本締めします。 規定締め付けトルクは12N-mです。 ある程度走ったりして1~2週間くらい経つと ガスケットが馴染んでくるので 後日、改めて全てのナットを規定トルクで増し締めします。 |
ちなみに200ミリほどソケットを延長させると カウルを取り付けた状態でも外から エキパイのナットを増し締めすることが出来ますよ。 |
これでエキパイやマフラーの取付が完了したので カウルを元に戻します。 |
今回はそのまま部品を取り付けただけなので これがサーキット仕様のフルエキゾーストシステムになり 高回転域では純正マフラーを上回る 加速力を得られますが そもそもECUによってスロットル開度が制限されているようなので CBR250RRをフルエキ化して起こったような 劇的な加速力の変化はありませんでした。 純正の4-2-1のエキパイと比べて 今回取り付けた4-1タイプのエキパイは より高回転型の特性になりますが それよりもセンターパイプが極太な事の方が より低回転域のトルクに影響していると思われ 当然、低回転域でのトルクは純正マフラーよりも細くなり 低回転域と高回転域での加速フィーリングの違いが よりはっきりと明確になるので 高回転域に入るときに急にドンっと 加速力が高まるのが分かりました。 そういった高回転域をメインとした加速特性や 騒音等を踏まえても とても公道に適した仕様ではない事は確かです。 |