KAWASAKI Z125 PRO インプレッション Vol.4

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Z125PROのフロントフォーク

サスペンション

フロントは倒立フォークで剛性が高いのかもしれませんが

ハンドルバーがハイタイプなのでよく分かりません。

むしろファッション的な要素で倒立フォークなのかもしれませんが

スポーツしそうな見た目の雰囲気は「Z」していると思います。

見た目とは違い、味付けは非常にソフトで良く動くサスペンションなので

コーナーを攻めるには動きが大きすぎて不安になりますが

林道など、荒れた路面を走るにはピッタリで

路面の凹凸を上手く吸収してくれます。

 
Z125PROのリアショック

リア側には、オフセットレイダウンサスペンションが採用されていて

見た目がもうカッコ良くて最高ですね。

おまけに4段階のプリロード調整機能が付いています。

このクラスでプリロードが調整出来るのは有りがたいですね。

リア側も至ってソフトな味付けで乗り心地が良いです。

 
Z125PROのフロントブレーキ

ブレーキ

一番気になったのが、このフロントブレーキで

今まで乗ったバイクの中で、ダントツで一番クソですね。

納車したての最初の10Kmなんて、ブレーキオイルが全部

抜かれているんじゃないかと思うくらい止まらないので

本気で注意して走らないと

マジで死ぬことになりますよ・・バイクと共に。

アクセルを入れながらブレーキを掛けて

納車したらまず、即行でブレーキの当たりを付ける事をお勧めします。

ブレーキの当たりが付いてからも

とにかく握力が必要なブレーキで

タイヤをロックさせるにはプロレスラー並の

握力が必要なんじゃないかと思うくらいです。

あまりにも酷いのでキャリパーを確認したら

ちっこい片押しの1ポットキャリパーですね・・

これリア用のブレーキでしょ!

 
Z125PROのリアブレーキ

もちろんリア側にもディスクブレーキが採用されています。

リア側は特に不満に感じる事はなく

普通にタイヤをロックさせる制動力を持っています。

 
Z125PRO

2016 カワサキ Z125 PROの総評

Z125PROの全体的な印象は

ネイキッドとオフロード車のハイブリッドといった感じで

良いように言うと、ヤマハのMT-09のちっこい版で

普通に言うと・・・・・・・ホンダのグロムですね。

でもグロムよりも「ふざけてない」というか

コミカルな雰囲気は無く、硬派なイメージなので

ちゃんとカワサキのZシリーズとして

成立させようとしているのは伝わってきますね。

肝心な乗り味は、見た目とは違って

やっぱり癒し系だと思いました。

サスペンションの柔らかさが何よりその性格を物語っています。

このクラスのMT車は、何も考えずに

見た目で選んで良いと思いますよ。

是非ともスクーターなんて買わずにMT車を選んで

バイクを操る喜びを体感して欲しいと思います。

Z125 PROに関わらず、125ccのMT車は

スピードを出して走らなくてもバイクは楽しめるという事を

教えてくれる唯一のクラスだと思います。

 

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