YZF-R125・R15 レーシングスクリーンの制作 Vol.4 |
HOME - GARAGE - R125 - Racing screen |
|
最後にモトGPマシンのような
丸い形状のスクリーンに形成したい場合は
フリーハンドだと厳しいので
台所にある金属のボウルを内側から当てながら温めます。 |
|
|
内側から見るとこんな感じで
円形の形状に出来ました。
円形にする事でヘルメットを包み込むような
優れた空力性能を得られるだけでなく
スクリーンとしての強度も得られます。 |
|
|
あとは個々の体型に合わせて
スクリーンの長さを決定しますが
純正スクリーンはこんな感じの長さに対して・・ |
|
|
今回制作したスクリーンは
かなり攻めた長さになっていますが
実際に走ってタンクの上に体を伏せた状態でも
ヘルメットがスクリーンに当たらないというか
邪魔にならない長さに微調整します。 |
|
|
という事で自作のレーシングスクリーンが完成しました。
ちなみにこれは強度を保つ為に
スクリーンの中心部を尖らせたバージョンです。 |
|
|
そしてこれが最終形態のスクリーン全体が
丸い形状のスクリーンですね。
サーキット等でパフォーマンスを最大化させるなら
伏せた時の空気抵抗をもっとも軽減させる高さに調整するので
それだと純正スクリーンよりも若干高めにして
後ろに少し延長させるのがベストだと思いますが
もちろんそれぞれのヘルメットの大きさや
体型によってベストな高さは変わってきます。
ストリート用というか
伏せずに自然な姿勢でもっとも空力性能を発揮させるには
写真のように出来るだけ高くした方が
より空気抵抗を軽減出来ますし
風防としての効果も高いので冬でも快適に走れます。 |
|
|
最後にレーシングスクリーンによる
空気抵抗の軽減効果を確認する為に最高速度をテストしましたが
まずは純正のスクリーンで体を伏せた状態だと
メーター読みで126Km/hでした。
ちなみにこれはギア比等を変えているので
ノーマル状態ではここまで速度が伸びませんよ。 |
|
|
今回制作したレーシングスクリーンで
体を伏せるとメーター読みで129Km/hまで伸びたので
空気抵抗が軽減できた事で約3Km/h分伸びましたが
以前よりもエンジンが多く回ることで
パワーのピークを過ぎてしまったので
ギア比を少し重くする事でさらに速度は伸びると思います。
吸排気系をただ交換しただけでは
加速力が良くなる事はまず無いので
このクラスでは空力パーツを交換した方が
最高速度や加速力に大きな影響を及ぼしますね。
ちなみにスクリーンを大きく(高く)すると
伏せた時よりも自然な姿勢の状態の方が
より純正スクリーンとの空気抵抗の差が大きくなるので
3Km/h以上の速度差が付きますよ。 |
|
|
Vol.1 > Vol.2 > Vol.3 > Vol.4 |
|
HOME - GARAGE - R125 - Racing screen |