YZF-R125・R15 レーシングスクリーンの制作 Vol.4

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YZF-R125(RE45J)自作レーシングスクリーン円形形成

最後にモトGPマシンのような

丸い形状のスクリーンに形成したい場合は

フリーハンドだと厳しいので

台所にある金属のボウルを内側から当てながら温めます。

 
YZF-R125(RE45J)自作レーシングスクリーン内側

内側から見るとこんな感じで

円形の形状に出来ました。

円形にする事でヘルメットを包み込むような

優れた空力性能を得られるだけでなく

スクリーンとしての強度も得られます。

 
YZF-R125(RE45J)純正スクリーンサイドビュー

あとは個々の体型に合わせて

スクリーンの長さを決定しますが

純正スクリーンはこんな感じの長さに対して・・

 
YZF-R125(RE45J)自作レーシングスクリーンサイドビュー

今回制作したスクリーンは

かなり攻めた長さになっていますが

実際に走ってタンクの上に体を伏せた状態でも

ヘルメットがスクリーンに当たらないというか

邪魔にならない長さに微調整します。

 
YZF-R125(RE45J)自作レーシングスクリーン

という事で自作のレーシングスクリーンが完成しました。

ちなみにこれは強度を保つ為に

スクリーンの中心部を尖らせたバージョンです。

 
YZF-R125(RE45J)レーシングスクリーン

そしてこれが最終形態のスクリーン全体が

丸い形状のスクリーンですね。

サーキット等でパフォーマンスを最大化させるなら

伏せた時の空気抵抗をもっとも軽減させる高さに調整するので

それだと純正スクリーンよりも若干高めにして

後ろに少し延長させるのがベストだと思いますが

もちろんそれぞれのヘルメットの大きさや

体型によってベストな高さは変わってきます。

ストリート用というか

伏せずに自然な姿勢でもっとも空力性能を発揮させるには

写真のように出来るだけ高くした方が

より空気抵抗を軽減出来ますし

風防としての効果も高いので冬でも快適に走れます。

 
YZF-R125(RE45J)純正スクリーン最高速度

最後にレーシングスクリーンによる

空気抵抗の軽減効果を確認する為に最高速度をテストしましたが

まずは純正のスクリーンで体を伏せた状態だと

メーター読みで126Km/hでした。

ちなみにこれはギア比等を変えているので

ノーマル状態ではここまで速度が伸びませんよ。

 
YZF-R125(RE45J)レーシングスクリーン最高速度

今回制作したレーシングスクリーンで

体を伏せるとメーター読みで129Km/hまで伸びたので

空気抵抗が軽減できた事で約3Km/h分伸びましたが

以前よりもエンジンが多く回ることで

パワーのピークを過ぎてしまったので

ギア比を少し重くする事でさらに速度は伸びると思います。

吸排気系をただ交換しただけでは

加速力が良くなる事はまず無いので

このクラスでは空力パーツを交換した方が

最高速度や加速力に大きな影響を及ぼしますね。

ちなみにスクリーンを大きく(高く)すると

伏せた時よりも自然な姿勢の状態の方が

より純正スクリーンとの空気抵抗の差が大きくなるので

3Km/h以上の速度差が付きますよ。

 

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