YZF-R125・R15 レーシングスクリーンの制作 Vol.2 |
次はいよいよレーシングスクリーンを制作しますが まずはPET板に目盛を書いていきます。 ちなみにスクリーンには薄いフィルムが貼ってあるので 最後に剥がせば問題はありませんし 油性マジックで汚れたとしても メイクのクレンジングオイルやパーツクリーナーで簡単に落とせます。 手抜きをせずにしっかり作りたい場合は 10mm毎に点を打っていきますが 今回はやや手抜きをしているので20mm毎に打ちました。 |
上下左右に点が打てたら線を引きます。 これで下準備が整いました。 ちなみに線を引いた理由は左右対称に作る為で 左右に穴を開ける時など 傾き(ゆがみ)具合などを一目で知る事が出来ます。 |
それでは純正スクリーンを参考に作っていきますが 縦が600mm、横が450mmの剥きにPET板を置き 純正スクリーンの突起の先端を板の中心の下の端と合わせます。 これが基本となる純正スクリーンの置き方になります。 |
そのまま純正スクリーンを右端にスライドさせて スクリーンの右端とPET板の右端のツラを合わせてから スクリーンの穴の位置をPET板に記録します。 (写真だと右端から完全にはみ出してますけどね・・) この時にPET板に書いたマス目を参考にして 純正スクリーンが傾いていないかを確認してから 油性マジックだと下まで届かないので 6mmの穴あけ錐を刺して少しキズを入れて 後からそこにマジックで点を打ちます。 |
穴の位置が記録出来たら 6mmの穴あけ錐で穴を開けます。 |
穴あけ錐だけで穴を開けるとバリが出るので カッターナイフを使ってバリを切り落とすか 6mmのキリを使ってドリルで穴を開けると 切り口が綺麗になります。 |
純正スクリーンの穴の位置とPET板の穴の位置を合わせてから 純正スクリーンの形状をPET板に記録しますが ミラーの固定箇所に引っ掛けてある所まで書きます。 そして、純正スクリーンのセンターにある突起部分だけは 純正スクリーンをPET板のセンターにスライドさせてから記録します。 というのもPET板は折り曲げて車体に取り付けるので 純正スクリーンをそのまま記録して切り取っても まったく違った位置になってしまいます。 しかし、センターにある突起部分だけは PET板を曲げても位置が変わることがないので しっかり忠実に書き込みます。 |
それから純正スクリーンをPET板の左端にスライドさせてから 同じように形状を記録し 記録した線に沿ってハサミで切り取るとこんな感じになりますが 実際に車体に仮付けした時に形状の修正をするので 右側に開けた3つの穴と センターの突起部分以外は仮の形状だと思って下さい。 |
次は純正スクリーンからウェルナットを外しておきます。 ウェルナット(90179-05849・90179-05523)は 新品だと簡単に脱着できますが 1度使った物だとプックリ膨らんでいるので 外れにくいし取り付ける時にも引っかかります。 |
とりあえずPET板の穴にウェルナットを取り付けます。 これで残りは車体の所で仕上げます。 |