YAMAHA XSR155 マフラー交換 Vol.1 |
今回はXSR155のマフラーを交換する作業ですが XSR155用として売られているマフラーを付けても面白くないので 出来るだけ安く済ませる為にも 好きな汎用部品を組み合わせて エキゾーストシステムを完成させます。 まずはエキゾーストパイプを用意しますが これはさすがにYZF-R15・MT-15用のを使いました。 2ピースのステンレス製のエキパイで 二次側(出口側)が50.8mmです。 |
ちなみにエキゾーストパイプには 触媒のような物が入っていますが 価格が安い物なので触媒としてはほとんど機能しません。 |
排気ガスをクリーンにして臭いをしっかり抑えたい場合は 差し込むタイプの触媒(キャタライザー)を用意します。 今回使ったアイテムは OUTEXの差し込み式ハニカムキャタライザー(50.8mm用)です。 セルの密度は100と300の2タイプから選べますが 100セルはスカスカ過ぎて洗浄能力が低く臭いが残ったので より排ガスの臭いを抑えられる300セルを採用しました。 ちなみに150ccのエンジンでは 触媒レス、100セル、300セルの3パターンをテストしましたが エンジン出力にはほとんど影響しませんでした。 |
差し込み式の触媒はこんな感じで エキパイの二次側に差し込みます。 |
ちなみにO2センサーを固定するネジ穴ですが・・ |
XSR155ではエンジン側にO2センサーが固定されているので そのままボルトでフタをしておきます。 |
次はサイレンサーを用意します。 これは何でも自由に選べますが 高い消音性能があるサイレンサーを選ぶなら サイレンサー本体がφ100ほどある太い物を選びます。 さらに他の車両にも使い回せる高い汎用性を持たせるなら 一次側の差し込み口が60mmの大きな物を選び 後から変換アダプターによって口径を絞ります。 今回用意したのはビームスの汎用サイレンサーで φ100x300mm スラッシュテールの カーボンサイレンサー(U203-02-001)です。 |
出来るだけ排気音を静かにしたい場合は 太さは先ほどと同じφ100ですが 150mm長くなった450mmサイズのサイレンサーを用意します。 これもビームスの汎用サイレンサーですが こちらはテールがGPタイプの カーボンサイレンサー(U103-01-001)です。 |
サイレンサーの長さの比較です。 下の2本が今回用意したビームスの汎用サインレンサーで 一番上のがLCIのラウンドチタンカーボンマフラーです。 様々な汎用サイレンサーを試しましたが 今の所、体積当たりの消音性能がもっとも高かったのが ビームスの汎用マフラーでした。 ちなみに消音性能が劣る細いサイレンサーのメリットは 車体とサイレンサーとのクリアラスを容易に確保出来るので 固定する角度の自由度が増す事と 太いサイレンサーと比べると重量が若干軽くなる所ですね。 |
ちなみにスラッシュテールのタイプは テールエンド部が2重構造なので バッフルを固定しているボルトナットが内側に収まっていますが バッフルを脱着するとなると少し手間になります。 ネジサイズはM5なので M6に穴開け加工をするにも手間が掛かります。 |
GPテールのタイプでは 一般的なバッフルの固定方法と同じなので 好きなバッフルを組み合わせたい場合には GPテールタイプの方が向いています。 というのも標準で装着されているバッフルの口径は 150ccクラスのエンジンに対しては大きすぎるので バッフルを交換して口径を絞る事で 150ccエンジンに合ったサイレンサーに変えられます。 |
一般的なバッフルのネジサイズのM6にするにも ドリルのリーマーを使うと一瞬で穴を広げられます。 |
ちなみにXSR155の純正マフラーは エキパイからサイレンサーまで繋がっている一本物ですよ。 |
次は各パーツの重量を量ってみますが XSR155純正マフラーの重量は4589gでした。 |
今回使ったステンレス製エキパイの重量は1084gでしたが これに連結する10g程度のスプリング1本の重さが加わります。 |
サイレンサーの重量は短い300mmタイプが1413gで 長い450mmタイプが1793gでした。 つまり、エキパイ全てを含めると約2.5Kg~2.9Kgになるので 純正マフラーと比べると約1.7Kg~2Kgの軽量化が出来ます。 |
あと、タンデムをしない場合は サイレンサーを固定しているタンデムステップを 汎用マフラーステーに変更する事で よりカスタム感を出せますし軽量化する事が出来ます。 ちなみに写真右にあるのは 黒く塗装されている所が特徴です。 |
今回は太いサイレンサーを装着するのでオフセット量の多い PHOENIXの汎用マフラーステーを使いました。 左が230mmの長さで右がもっとも長い250mmですが 両方使えますよ。 |
汎用マフラーステーには 固定する向き、オフセット量、長さの違いがありますが 太いサイレンサーを装着した場合は オフセット量が多いマフラーステーを使う事で スペーサーを使う量や長いスペーサーを使わなくても済みます。 |