YAMAHA XSR155 マフラー交換 Vol.3 |
次は古いガスケットをエンジンから剥ぎ取りますが 角度の付いた内張剥がしを 下からエンジンとガスケットの隙間に入れると簡単に外せます。 |
エキパイ部分をエンジンに固定する前に 新品のガスケットを取付しますが ツバが付いている方をエンジン側に向けて取り付けると 落ちてこないので その間にエキパイを固定します。 |
とりあえず2個のナットを エキパイが動かない程度に仮止めしておきますが 純正マフラーとは違って穴が楕円の物もあるので 出来るだけ中心で固定するようにします。 本締めはマフラーの全てを取り付けた最後に 規定締め付けトルクの15N-mで締め付けます。 |
スイングアームに当てないように センターパイプ部分をエキパイに差し込みます。 |
エキパイ部分に負担を掛けない為にも とりあえず適当なヒモかリピートタイを使って 差し込んだセンターパイプを 車体の適当な部分に吊しておきます。 |
次はエキパイとセンターパイプをスプリングで繋ぎますが 付属のスプリングも使えない事はないのですが 明らかに短いので伸びすぎてしまう為 別途、85mmのスプリングを用意しました。 |
スプリングテンションツールを使って フロントパイプとエキパイをスプリングで繋ぎます。 |
今回は差し込み口が60mmのサイレンサーと 50.8mmのセンターパイプを接続させるので センターパイプに差し込みます。 様々な変換アダプターを試しましたが バリエンテのアダプターが一番カツカツサイズだったので 特に液体ガスケットを使わなくても良いのですが 固い場合はゴムハンマーで軽く叩いて差し込みます。 ほんの少しでも排ガスを漏らしたくない場合は 使い切りタイプの液体ガスケットがお勧めです。 |
差し込み式のキャタライザーを使う場合は 変換アダプターに差し込んでおきますが 先にキャタライザーを差し込んでから 変換アダプターを取り付けた方が良いのですが キャタライザーのフチが引っかかる可能性があります。 |
次はサイレンサーを固定しますが 250cc以下の低排気量のエンジンでは 汎用マフラーだと排ガスが抜けすぎて 純正マフラーよりも加速力が鈍るので サイレンサーの一次側に インナーサイレンサーを差し込んでおきますが ストレートに排ガスが抜けなくなるので 排気音量も下がりますよ。 |
サイレンサーをセンターパイプに差し込み エキパイかサイレンサーに付属のスプリングを テンションツールで引っ掛けます。 |
ここでスイングアームとサイレンサーとの クリアランスを確認しておきますが 5ミリ以上隙間があれば十分だと思います。 隙間が狭い場合や逆に広すぎる場合は センターパイプ部分を回して隙間を調整しますが マフラーステー(特にタンデムステップステー)の ボルトを固定する穴との距離も重要なので スイングアームとマフラーステーとの丁度良い所に サイレンサーが来るように調整します。 |
次はマフラーステーと サイレンサーバンド部分を固定し マフラーステーの根元も本締めしますが 仕上げにエキパイのナット2個も本締めします。 今回はオフセットしたマフラーステーを車体に固定する所に M8×10mmのスペーサーを噛ました状態ですが さらにマフラーバンドの所は M8×30ミリのスペーサーを噛まして固定していますが M8×30ミリのスペーサーだけでも いけそうな気もしますね。 どっちにしても使うスペーサーの長さは サイレンサーの太さとスイングアームまでの隙間で変わります。 30mmのスペーサーを入れると M8×60mm程度のボルトが必要になりますが ナットは純正のが使えます。 |