SUZUKI SV650 インプレッション Vol.4
フロントブレーキ
車体の性格的にシングルディスクのブレーキでも
おかしくは無いと思うのですが
ちゃんと対向4ポッドキャリパーのダブルディスクなので
動力性能に見合った制動力を発揮出来ますし
必要十分なブレーキを備えていると思います。
リアブレーキ
リアブレーキは多くの車両に採用されている
ニッシンのキャリパーが付いていますね。
ちゃんと効くリアブレーキなので
積極的にリアブレーキも使って
フロントブレーキと組み合わせれば
制動力に不満が出ることはないと思います。
フロントフォーク
41mmの正立フォークが採用されていて
CB400を思わせるような
昔ながらのスポーツネイキッドの味付けなんですが
そもそもあまり良いサスペンションの部品が
使われてはいないと思うのですが
スズキは味付けが上手いので
特に安っぽさを感じる事も無く
ツーリングからある程度のスポーツ走行まで
こなせる絶妙な味付けのサスペンションだと思います。
リアサスペンション
スイングアームは鉄の角材ではなく
楕円状になっているので
僅かながら見た目の印象を良くしているのですが
同排気量の他メーカーのライバル車は
みんな凝った形状のカッコ良いスイングアームなので
余計に気になるのかもしれませんね。
実際に車体に跨がってしまえばスイングアームは見えないので
気持ちの持ちよう次第だと思います。
リアショックはフロント同様に減衰力は固定ですが
プリロード調整は7段階で行えます。
最弱の設定にするとかなりツーリング向きな
突き上げ感が緩いソフトな乗り味になるのですが
結局の所、サスペンションというよりも
シートのクッションの薄さの影響により
良質な乗り心地を
得られなくしているように思えますね。