YAMAHA NMAX ボスワッシャーと加速の関係 Vol.1

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今回は、NMAXのボスワッシャーの有り無しでの

加速の変化を調べてみました。

ボスワッシャーの役割は、プーリーとドライブフェイスとの

隙間を微調整するスペーサーで

ボスワッシャーを分厚くすると

Vベルトがプーリーの深い所まで落ち込んで

ギア比全体がローギヤード側に移行するので

出だしの加速が良くなります。

逆にボスワッシャーを外す事でプーリーと

ドライブフェイスとの隙間が狭くなり、より外側までVベルトが

持ち上がるようになるのでギア比全体が

ハイギヤード側に移行し、エンジンパワーさえ有れば

最高速度を伸ばす事が出来ます。

 

ボスワッシャーの有り無しでの加速の変化をグラフにしてみました。

ウェイトローラーは純正の10gです。

停車時から時速55km/hあたりまでは

あまり差はない感じですが、時速55Km/hを境に

ワッシャー有りがワッシャー無しをどんどん引き離して

時速100Km/hに到達する時間では約1秒の差が付いていますね。

これがギア比の差による加速力の違いです。

加速力より燃費や静粛性を重視するなら

ボスワッシャーを抜くだけで

速度に対してエンジンの回転数が少し低くなるので

エンジン音が静かになり、同時に燃費も向上します。

 

ちなみにボスワッシャー無しは、ワッシャー有りに対して

0-100Km加速では負けましたが

最高速度ではボスワッシャー無しの方が

最高時速が1Km伸びて107Km/hまで記録しています。

最高速に関しては、不安定なCVTのご機嫌次第なので

ワッシャーを外した方が107Kmまで伸びる事が多かった・・

くらいの受け取り方で良いと思います。

 

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