YAMAHA NMAX ウェイトローラーの交換作業 Vol.1 |
今回は、NMAXのウェイトローラーを交換します。 ウェイトローラーを交換する事によって エンジン回転数を引っ張り気味に変速させて加速を速くしたり どんどん変速させてエンジン回転数を抑える事で燃費を良くしたりと 好みの変速タイミングに変更する事が出来ます。 今回用意したブツは、キタコの高級ウェイトローラー・・ スーパーローラーセットです。 NMAXのウェイトローラーのサイズは20×12なので シグナスXやマジェスティ125と同じです。 |
ちなみにNMAXの純正ウェイトローラーの重さは10gでした。 この10gの重さを基準に、軽くする事で加速が速くなり 重くすると巡行時のエンジン回転数が低くなり燃費が良くなります。 |
それではさっそく交換作業・・ ウェイトローラーは、車体左側にあるクランクケース内の プーリーの中にあります。 センタースタンドがクランクケースの手間にあり邪魔なので センタースタンドを立ててから作業をします。 |
まずはクランクケースを覆っている樹脂カバーを外すのに邪魔な エアクリーナーボックスを自由にするために 六角ボルト(10ミリ)を2本外します。 左側のボルトは、かなり奥の方にあるので 長めのエクステンションバーを使います。 |
んで、エアクリーナーのボックスは こんな感じでリピートタイや適当な紐を使って サスペンションにでもくっつけて持ち上げておくと 作業がスムーズに行えるので後々イライラせずに済みますよ。 |
次に樹脂カバーを固定している矢印のプラスネジ6本を外します。 最初はバカほど硬くネジが締められているので 車体が動くんじゃないかと思うくらい プラスドライバーを車体に押しつけながら外します。 大きめのドライバーを用意しないとネジ山が簡単に無くなりますよ・・ |
クランクケースが現れました。 まずは、矢印の六角ボルト(8ミリ)を11本外します。 ちなみに黄矢印の真ん中の六角ボルト1本だけ 他のボルトより長いボルトが使われているので 元に戻す時に間違えないように・・ 黄色いクランクケースフィルター(型番:2DP-E5407-00 定価572円)が 汚れていたらついでに交換出来ますね。 |
上側の2本の六角ボルトは、エアクリーナーボックスに隠れています。 こんな感じでエアクリボックスが時々作業の邪魔をしますので 持ち上げておく事をお勧めします。 |
ちなみにセンターの長い六角ボルトが固定されている所は 穴が狭く、一般的な9.5ミリのソケットでは入りませんでした。 ディープソケットなら届くかもしれませんが、作業を効率的に行うには 6.35ミリのソケットレンチを使うのがベストだと思います。 |
クランクケースカバーのプラスネジ6本と エアクリーナーボックスを固定しているボルト2本。 クランクケースを固定しているボルト×11本です。 本数が多いので無くさないように気をつけます。 |
最後にクランクケースカバーに接続されている ダクトホースを手間に引いて外します。 |
後は、ここの穴の所から手を入れて(中は汚いので手袋必須) 手前に真っ直ぐ引っ張るとクランクケースカバーが外れます。 水平に引っ張るのがコツです。 外れにくい場合は、片方の手でクランクケースカバーを叩き 振動を与えながら引っ張ります。 NMAXのクランクケースには、金属のパッキンが使われているので 固着しにくく、結構あっさり外れると思います。 |