Ninja400・250 ドリブン(リア)スプロケットの交換 Vol.1 |
今回はNinja400のドリブンスプロケットを交換します。 当然この作業もNinja250(EX250P)と共通です。 少しお高いのですが軽量化の為と 見た目の美しさからアルミ製のスプロケットを導入します。 今回用意したアイテムは サンスターのアルミ製ドリブンスプロケット(RK-102-42)で 後ろの42という数字が歯数になります。 先代、先々代のNinja250(R)と同じドリブンスプロケットが EX400G、EX250Pでも適合します。 |
ニンジャ400の純正ドリブンスプロケは41Tで 重量は577gでした。 結構攻めた肉抜きが施されているので これは41Tの純正スプロケとしてはめちゃくちゃ軽いですよ。 |
ちなみにこれは先々代のNinja250Rの純正ドリブンスプロケです。 43Tなので外径は少し大きめなんですが重量は847gもあります。 普通はこのくらい重いです。 |
純正よりも1T大きくした42Tの サンスター製のアルミドリブンスプロケは260gでした。 通常、スチール製の純正スプロケに対して アルミ製では1/3ほどの重量になりますが 軽すぎるEX400Gの純正ドリブンスプロケに対しては さすがに無理ですね。 ちなみに1T分増やしてスプロケの外径を微妙に大きくした理由は チェーンスライダーとチェーンとの干渉が少なくなるので 走行音と走行抵抗を低減させる事が出来ます。 さらにNinja250シリーズ特有の問題としては 純正のチェーンのリンク数(長さ)がギリギリなので 最大でも43T・・44Tは入れられるかどうか分かりません。 |
それではさっそく作業編です。 まずはアクスルシャフトのナットを緩めたいので割ピンを外します。 |
ラジオペンチ等で割りピンを伸ばしてから抜き取ります。 |
それからナット(24ミリ)を緩めます。 硬い場合は工具の先端を手で支えながら 工具を足で踏んで外します。 |
ナットがボルトと供回りして緩まなくなったら 反対側のアクスルシャフトの頭を 17ミリの工具で押さえながら緩めます。 |
持ち上げた時に車体をより安定させるには ブレーキロッカーを使ってください。 リピートタイでも代用出来ますよ。 |
ナットが緩んだら車体をメンテスタンドを使って持ち上げます。 |
スイングアームをダイレクトに持ち上げるタイプのスタンドでは いくつか注意点があります。 まずABSのケーブルを挟まないように注意します。 |
先ほども写ってましたがABSのケーブルを固定する出っ張りが スイングアーム下にあるので どうしてもマフラーに当たるギリギリ手前くらいの 所を支える事になるのでマフラーとの干渉に 気をつけてください。 |
もっとも確実にリフトアップするなら スイングアームのネジ穴を利用するやり方がお勧めです。 M8×40(P1.25並目)のボルトにワッシャーと スペーサー(長さ20ミリ)を通して使うと 自作のスタンドフックが出来上がります。 スイングアームに接触させない為にも ボルトは長いほどメンテナンス性が良くなるので M8×50に30ミリのスペーサーを付けても良いですね。 |
スイングアームを下から持ち上げるタイプのスタンドでも スタンドフック用のアダプターを使うと持ち上げられます。 |
ABSセンサーの六角ボルト(8ミリ)を外して 先ほど緩めたアクスルシャフトのナットを外します。 車体を持ち上げる時にどうしても ABSのケーブルが邪魔になるなら 車体を持ち上げる前にABSセンサーを外して 他の場所にケーブルを移動させます。 |
純正のスプロケと同じ歯数(41T)を入れるなら この作業は飛ばせますが 純正スプロケより大きさを変えるなら スイングアームのアジャスターをユルユルにしておきます。 先に赤のロックナット(12ミリ)をボルトの先端まで緩めてから 黄矢印のアジャスター(14ミリ)も同じように緩めます。 車体左側のアジャスターも同じように緩めておきます。 |
いよいよアクスルシャフトを抜きます。 アクスルシャフトにはタイヤの重みがのし掛かっているので このように下から少しタイヤを支えながら抜くか タイヤを上から少しだけ持ち上げながら抜くと すんなりシャフトが抜けます。 |
アクスルシャフトが抜けました。 |