Ninja400・250 ドリブン(リア)スプロケットの交換 Vol.3 |
後輪を逆の手順で元に戻します。 |
ブレーキパッド同士の隙間が狭いので 予め適当な工具で隙間を広げておきます。 後輪を元の位置に戻す時はディスクローターを パッドの隙間に入れてからブレーキキャリパーと 後輪を一緒に前に移動させます。 |
その時に車体の中心にある金具と ブレーキキャリパーサポートの穴の位置を合わせます。 |
そしてチェーンが掛けられる所まで後輪を前方に持っていき チェーンを掛けます。 |
アクスルシャフトを元に戻します。 もちろん後輪を浮かし気味にするとすんなり入ります。 |
アクスルシャフトは最後のここの部分に引っ掛かりやすいので 右側から覗いてどこに引っかかっているのか 確認しながら通します。 |
アクスルシャフトが通ったらとりあえずナットを 緩く仮止めしておきます。 リアブレーキを数回踏んでキャリパーのピストンも 押し出しておきます。 |
後輪を手で回してチェーングリスを スプロケット1週分吹いておきます。 これで車体をメンテナンススタンドから下ろします。 |
最後の仕上げにチェーンの張り調整を行います。 同じ歯数のスプロケを入れた場合は 飛ばして良い作業です。 まずはフロントスプロケとリアスプロケの真ん中の 一番たるむ所に長尺を立てます。 |
アジャスター(14ミリ)を回してチェーンを張っていきます。 |
左手でチェーンを上下させてたるみ量を見ながら 右手でアジャスターを回します。 チェーンの上下のるみの基準値は20ミリ~30ミリです。 20ミリ側に合わせるとアクセルレスポンスやギアチェンジした時の フィーリングは良くなりますが スイングアームの動く幅が制限される方向に向かうので 乗り心地は悪くなります。 乗り心地を重視するなら30ミリ側に合わせるのをお勧めします。 |
調整が出来たらアジャスター(14ミリ)を押さえながら ロックナット(12ミリ)を締めます。 |
車体左側の目盛りを見て 同じように車体右側も調整します。 精密に左右を合わせたいなら長尺を使って チェーンアジャスターと目盛の距離を計ります。 |
車体左側と同じ距離になるように車体右側も アジャスターを回して調整し 最後にロックナットを締めます。 正確にチェーンの張りを調整するコツとしては 車体右側のアジャスターも チェーンの張りにわずかながら影響するので 左側のアジャスターを回したら 車体右側のも同じだけ回して 左右同時にアジャスターを調整する感じでやるのが確実です。 あと、最後の仕上げに 後輪を後ろから車体前方に向かって足で押しながら アクスルシャフトのナットを締め付ける事で アジャスター内でのアクスルの遊びが無くなるので 左右の精度が高まります。 |
後はアクスルシャフトのナットを本締めして 割ピンを元に戻せば作業終了です。 ちなみに割ピンは2~3回ほど折り曲げ直すと 折れるので新品(4×35)に交換してください。 |