KAWASAKI ニンジャ400 インプレッション Vol.3 |
マフラー |
デザイン的には先代のニンジャ250を受け継いだ 角張った形をしていますね。 微妙に400ccのニンジャの方が サイレンサーの全長が長く 音質的には250ccよりも低音が強いです。 排気音を収録してきたので よろしければどうぞ・・ アイドリング時の空ふかし(レッドゾーンまで回しています。) 加速時の排気音(レッドゾーンまで回しています。) |
トランスミッション |
アシスト付きのスリッパークラッチの影響もあり 最新鋭のバイクに乗っている感じが ビシビシ伝わってくるのがシフトチェンジで 走っている時にはニュートラルに入らないようになっています。 ニュートラルに入れようと 2速からゆっくりシフトペダルを踏んでも 2速から1速に飛び、1速から2速に飛ぶようになっています。 逆に停止時には1速から思いっきりシフトペダルを 持ち上げてもニュートラルで止まるようになっています。 シフトフィールはカチカチっとした感じですが シブさがないのでスムーズに変速できます。 分かりやすく言うなら先代のニンジャ250のシフトフィールは そのままに節度感だけが増した感じですね。 間違いなく過去に乗ってきたバイクの中で 最高の出来なので 他のバイクに乗るのが嫌になるくらい良くできています。 トップブリッジもそうでしたが シフトペダルの肉抜きもなかなか気合いが入っていますね。 タンデムステップのアームも片方が細かったりと 軽量化に拘っているのが所々に見られます。 ただ、見た目で唯一残念なのが 角材のスイングアームの所でしょうか。 6速時のエンジン回転数と速度の関係は・・ 2000回転:36Km/h 3000回転:52Km/h 4000回転:68Km/h 5000回転:84Km/h 6000回転:100Km/h でした。 CBR250RやCRF250の 単気筒の250ccとほぼ同じギアの重さで 同じ排気量のCB400では6速6300回転で時速100Km/hなので それよりは若干重めですね。 |
ニューアシスト&スリッパークラッチ |
アシスト機能付きのスリッパークラッチを搭載しているという事で スリッパークラッチによって シフトダウン時にブリッピングをせずに荒くクラッチを繋げても リアタイヤのロックを防ぐ事が出来ますし アシスト機能も素晴らしく、とにかくクラッチレバーが ビックリするほど軽いです。 排気量が上がるのに比例して クラッチレバーも重くなるのはもはや定説ですが 今回のニンジャ400・250のクラッチが どのくらい軽いのかというと 125ccクラスのMTよりもさらに軽かったです。 壊れているんじゃないかと本当に思ったくらい軽いので 長時間乗っても左手がダルくなる事はまずないでしょう。 とにかく今回のニンジャ400・250は クラッチまわりの構造等が秀逸です。 |
燃料タンク |
先代モデルから唯一パワーダウンしている所が 燃料タンクの容量で14Lになりました。 先代モデルと比べるとニンジャ400がマイナス1Lで ニンジャ250に関してはマイナス3Lですよ。 つまり、確実に航続距離では400も250も 先代モデルに負けるというか 特にニンジャ250では100Km前後 航続距離が短くなる計算になりますね。 |
フロントフォーク |
正立フォークなんですが なんだか倒立フォークを思わせるようなデザインになってますね。 ちょっとした事ですが これだけでもかなり印象は変わってくると思います。 インナーチューブ径が41mmという事で 400ccクラスでは至って普通なんですが ニンジャ250からすれば太めなフロントフォークになるので ニンジャ250では400ccとパーツを共有化した事による お得感がありますね。 なのでハンドルから伝わる車体の剛性感は ちゃんと400ccの基準なんですが フレームから伝わってくる微振動などは 250ccクラスの印象ですね。 これが今回のニンジャ400の最大の欠点というか ニンジャ250ならそのまま見過ごせますが 400ccのバイクとして見ればフレームから伝わる微振動が 排気量に対して格下のバイクに思えてきますね。 フレームのしっかり感よりも 軽量化を優先して作った印象なんですが フロントフォークなどはちゃんと400ccクラスの基準で 作っているので適材適所というか ポイントはちゃんと押さえていて ある意味、通好みな作りだと思います。 |
リアサスペンション |
乗り心地を左右するリアサスですが 5段階のプリロード調整が出来ます。 印象は先代モデルのニンジャ250同様 乗り心地とスポーティさのバランスを両立した感じで 可もなく不可もなくといった印象ですが これが250ccクラスのスポーツバイクの スタンダードなセッティングだと言えますね。 |