HONDA モンキー125 ドリブンスプロケットの交換 Vol.4 |
仕上げにチェーンの張り調整を行います。 ドライブスプロケットとリアスプロケットのちょうど間に 直尺を立てています。 チェーンをドライバー等の適当な棒状の物で上下させて 上下の振れ幅が基準値の35ミリになるように調整します。 アジャスターを反時計回りにまわしながら チェーンを上下させて基準値にまでチェーンを張ってきます。 ちなみにチェーン振れ幅を25ミリくらいに張り気味にすると アクセルレスポンスやギアチェンジした時の フィーリングは良くなりますが スイングアームの動く幅が制限されるので 乗り心地は悪くなります。 |
チェーンの張り調整が終わったら スイングアームの所にある出っ張りと アジャスターに付けられたマス目を基準にして 車体右側でも全く同じ位置になるように 車体右側のアジャスターを回します。 精密に合わせたいなら写真のように 直尺を使ってアジャスターとスイングアームの距離を計る事で 精密に左右の位置を合わせられます。 |
コツとしては車体右側のアジャスターも チェーンの張りにわずかながら影響するので 左側のアジャスターを回したら 車体右側のも同じだけ回して 左右同時にアジャスターを調整する感じでやるのが確実です。 |
最後にアクスルナットを締め付けます。 締め付けトルクは59N・mです。 ナットがシャフトと供回りしたら 車体左側のシャフトの頭を押さえて下さい。 |
こんな感じに仕上がりました。 アルミ素材のドリブンスプロケットに変える事で 大幅にバネ下重量を軽量化出来るので サスペンションの動きが良くなって乗り心地が良くなりますよ。 それを体感出来るかどうかは分かりませんが 後輪の回転慣性モーメントが小さくなるので リアブレーキの効きが良くなる方がより体感出来るかもですね。 |
キタコのスプケットだとこんな感じです。 色が黒いのでカスタム感は薄いですね。 |
モンキー125ではスプロケットの歯数を変えても スピードメーターには反映されないので ドリブンスプロケットを変える事でスピードメーターと 実際の速度での誤差がどのくらい出るのか調べてみますよ。 まずは純正の34Tの場合・・ 時速50Km/hの時はGPSのスピードメーターでは約46Km/hでした。 |
ドリブンスプロケットが35Tの場合・・ 時速50Km/hの時はGPSのスピードメーターでは約45Km/hでした。 つまり、ドリブンスプロケット1T分で約1Km/h変わります。 スプロケットの歯数を増やすとギア比が軽くなっていくので 増やせば増やすほどスピードメーターの速度よりも 実際の速度は遅くなっていきますが その分、余剰トルクが増えるので 坂道や向かい風のような走行抵抗に強くなります。 |