オフ車独特の高い位置にある幅の広いハンドルのおかげなのか

他のバイクから乗り換えても

125ccのバイクにありがちな窮屈な感じが全くしません。

通勤に使う場合では、オフ車の幅広ハンドルは

すり抜け性能を大幅に犠牲にしますが

KLX125のハンドルはメジャーな250ccクラスのオフ車よりも

ハンドルバーが短い（770ミリ）ので断然オフ車の中でも

すり抜けも何なりとこなせます。

ホンダのグロムと比べてみると

まず、アイドリング時の振動が断然少なく

ミラーがブルブル震える事がありません。

エンジンを回した時の振動は

どちらもあまり変わらない感じですね。

最高出力は微妙にKLX125の方が高いのですが

体感できるほどの差は感じませんね。

エンジンの性格は全く正反対で

グロムは低回転域で力を発揮するエンジンなのに対し

KLX125は高回転域まで回してパワーを稼ぐエンジンです。

0-90m加速では、KLX125の方が

グロムより約1秒ほど速かったです。

エンジン出力の違いより

ミッションのギア比や、ギアの数の違いが大きいですね。

最高速はほとんどグロムと同じで

平坦な道で時速93～5Km/hあたりです。

KLX250と比べると、山岳でのオフロード走行では

トルクが貧弱なのでエンジンストールしやすく

常に高い回転数を維持しないといけないので

運転が難しくなる面もありますが

車体が軽いという長所があるので

どんな道でも行ってみたいという気軽さ＝行動力につながります。

燃費は未舗装の山道を走ってリッターあたり約50kmでした。

燃料タンクの容量は250ccの一般的なオフ車と比べて

ほとんど変わらないので

250ccのオフ車より断然、燃費の良いKLX125では

燃料の残量を気にせずに

山道を長時間走る事が出来るのも大きな長所だと思います。