HONDA PCX e:HEV リアショックの交換 Vol.1 |
今回はPCX e:HEVのリアショックを交換しますが JK05、KF47の全てのPCXシリーズで共通の作業です。 JK型のPCXでは先代のJF81型よりも 良質なリアショックが取り付けられているので 乗り心地等が改善されています。 その為、他の車両からリアショックを流用した時の 旨みは確実に少なくなっていますね。 今回はプリロードを変えられるショックに交換する事で 走る目的に応じてセッティング出来るようにします。 という事で用意したアイテムは YSSのDTGハイブリッドガスショック(YSS-C4-DTG-BK-360)で 360mmのシグナスX用のショックアブソーバーです。 ロアスプリングシートを回す事で 5段階のプリロード調整が出来ます。 |
左のJK型PCX純正のリアショックと 右のシグナスX用のリアショックの長さを適当に計ってみましたが シグナスX用は10ミリ弱ほどJK型PCXよりも短いですね。 出来るだけリアショックは 長いストローク量を持っているショックの方が 乗り心地を改善するには有利なので JK型用(純正と同等の長さの)リアショックで 尚且つプリロードを調整出来るタイプが好ましいのですが 取り付けられているスプリングのバネレートも 乗り心地に大きく影響するので 実際に使ってみないと見極めるのは難しいです。 |
リアショックの重量を量ってみましたが 左のJK型PCXの純正リアショックは 先代のJF81型よりも長くて少し太いので 158gほど重くなっていました。 右の360mmタイプのYSSショックは JK型PCX純正よりも75gほど重いですね。 |
それでは作業編ですが まずは写真のようにリア周りを外した状態にします。 ここのページで詳細を乗せているので 今回は省略しますよ。 作業はサイドスタンドでも センタースタンドでも行えますが サイドスタンドを軸にすると テコの原理で車体を持ち上げられるので センタースタンドほど力が要らないです。 |
まずは左右にあるショックのボルトを全て緩めて 素手で外せる状態にしておきます。 上側のアッパーマウントボルトは14ミリの工具を使いますが 右側の上にあるボルトは まわりに何も無いので簡単ですね。 |
しかし右側の下にあるボルトは まわりに障害物があるので工具を選びますね。 ちなみに下側のロアマウントボルトは少し小さいので 12ミリの工具を使います。 |
ベストな工具は角度が付いたメガネレンチですね。 |
このようにうまく障害物を避けられます。 |
次は左側ですが こっちも上側のボルトは問題ないですね。 |
下側はエアクリーナーボックスが手前にあるので ラチェットハンドルを使うと干渉します。 ここもやはりメガネレンチがベストですね。 |
それではまず車体左側のショックから外しますが ここからは素手で作業を行います。 まず車体のフレームをほんの少しだけ持ち上げる感じで 支えながらボルトを抜きます。 持ち上げすぎてもボルトが抜けにくくなるので ショックのボルトに車体の重みが乗らなくなる程度に ほんの少しだけ車体のフレームを持ち上げると スムーズにボルトが抜けます。 |
下側も同じようにフレームを少し持ち上げながら抜きますが 下側はショックを片手で持ちながら もう片方の手で抜き取るので 肘でフレームを下から持ち上げる感じで作業します。 |
これで車体左側のショックが抜けます。 右側のショックで車体を支えているので この状態でも問題ありません。 |
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