HONDA PCX e:HEV リアショックの交換 Vol.2

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新しいショックを差し込んで

フレームを支えながら穴の位置を合わせてボルトを差し込み

とりあえず手で仮止めします。

 

下側のボルトもフレームを持ち上げてながら

ボルトを通して借り止めしておきます。

 

次は車体右側ですが

左側と同じようにフレームをつかんで

ボルトに車体の重みが乗らないように少しだけ支えると

簡単にボルトが外れます。

 

車体右側のショックが外れました。

 

新しいショックを差し込みますが

車体を持ち上げて穴の位置を合わせてボルトを借り止めします。

 

すると下側はこんな感じなので

下側も車体をしっかり持ち上げる必要がありますね。

 

こんな感じでショック自体をつかんで車体を持ち上げて

ボルトを通した方が穴の位置を合わせやすいので

作業的には楽になりますね。

 

最後に借り止めしていたボルトを本締めます。

上側のボルトの締め付けトルクは39N-mです。

フレームに体重を乗せながらボルトを締め付ける事で

1G締め付けが出来るので

ブッシュが正しく機能する事で

多少は乗り心地を改善する事が出来ます。

 

下側も同じように体重を乗せながら締めますが

締め付けトルクは24N-mです。

下側はまわりの物を外さないとトルクレンチが使えないので

おおよそ24N-mの締め付けを手の感覚で行います。

後はカバー類を元に戻せば

リアショックアブソーバーの交換は完了です。

 
JK型PCX光軸調整

リアサスペンションによっては

車高が変化するので光軸調整をする必要があります。

ヘッドライトの裏側にあるこのボルトを回して光軸を調整しますが

下から切り欠き部分にプラスドライバーを刺してギアを回すか

小さいメガネレンチでボルトを回します。

誰も走っていないような平坦な道で調整するのがベストですが

ロービームの光が路面よりも

上に上がらないように調整すればOKです。

人が乗っている時は乗っていない時と比べて

光軸は上向きになりますし

加速をしている時も上向きになるので

必ず車体に跨いでいる状態で光軸を確認し

加速をしても光軸が路面よりも上に上がらないように

余裕を持たせます。

今回取り付けたシグナスX用のリアショックでは

プリロードを最弱に設定していても

車高はほとんど純正から変化が無かったので

スプリングレート的には純正とほぼ同じ感じですね。

その為、光軸を調整する必要もありませんでした。

 
JK型PCXリアショックカスタム

こんな感じに仕上がりましたが

実際に走ってみると

小さな路面からの入力に対しては

純正ショックよりも突き上げ感がソフトになっているので

ガスとオイルのハイブリッドならではの減衰力が

機能している感じがしますね。

フルバンプするような強い入力の場合は

やはり純正ショックの方がストローク量が多い事もあって

突き上げ感は純正より強くなりました。

フルバンプするかどうかは

乗る人の体重にも関わってくるので

頻繁にフルバンプが起こる場合は

プリロードを固める方向にセッティングする事で防げます。

あと、プリロードを固める事で

高速域での走行で安定性が出たり

シャキッとコーナーリングが出来るようにもなりますし

タンデムする時はフルバンプが起こりにくくなるので

乗り心地を改善する事が出来ます。

とにかくセッティングが出来るという所が

社外品ショックの面白い所ですね。

 

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