HONDA PCX ドライブフェイス・プーリーの交換 Vol.2 |
純正のプーリーからプーリーボスを移設しますが KN企画のランププレートは スライダー(樹脂の部分)の幅が狭く 動きが悪かったので変速に影響しそうですね。 KN企画より軽量だった事もありますが 今回はランププレートだけは純正を使いたいと思います。 ランププレートの形状も変速に影響するので 純正のランププレートを使った時点で KN企画プーリー改って事になりますけどね。 |
ウェイトローラーは15gが付属していますが 燃費を重視するなら付属の15gや16gがお勧めで 気持ちの良い加速を味わいたいなら 13gのウェイトローラーをお勧めします。 ちなみに13gを使ったとしても ノーマルのPCXと同等の燃費性能を保てますよ。 |
これで後はプーリーとドライブフェイスを車体に戻すだけです。 |
ちなみにこれはKN企画の新型ですが ランププレートのスライダーの幅が修正されていたので 動きの渋さも無くちゃんと使えるランププレートになっていました。 |
こんな感じに仕上がりました。 左のドライブフェイス側だけでなく 右側のクラッチ側も軽量化する事で 高回転域での加速が良くなりますよ。 |
ちなみにこれは新型のドライブフェイスです。 |
新型ではクランクケースカバーを元に戻すと カバーに接触するギリギリまでフィンが伸びているので 空気を取り込む力は相当量増えていると思われます。 |
今回取り付けたKN企画のプーリーの特徴としては JF81PCXの純正プーリーよりもギア比がロー側に広がっているので 写真下側のようにボスワッシャーで言えば 2ミリ厚くらいのをプーリーボスに付けたのと同等の 低いギア比から加速が出来るようになっています。 純正プーリーで2ミリ厚のボスワッシャーを噛ませば CVT全体がローギヤード化するので 高速領域ではエンジン回転数が高くなりすぎて 燃費も落ちてしまいますが KN企画のプーリーのハイ側のギア比は JF81PCXの純正プーリーと全く同じでした。 つまり、KN企画のプーリーは JF81のPCX純正プーリーと比べて 俊敏なスタートダッシュ力を得られるプーリーになっています。 個体差や使用状況によっては 写真以上にベルトが飛び出してしまい ベルトがクランクケースへ強く干渉してしまう事があります。 その場合はJF56型のプーリーボスと NMAXのワッシャーを組み合わせて使い JF81型のプーリーボスより短くする事で ドライブフェイス側の幅が狭まり ベルトがドリブンプーリーの内側に入るので クランクケースへの干渉をましにする事が出来ますよ。 詳細はプーリーボスのページで掲載しています。 ギア比がロー側に広がるプーリーでは ボスワッシャーを噛ますのと同じで ベルトがクランクケースに干渉するリスクがあります。 |