HONDA PCX リアサスペンションの交換 Vol.1 |
今回はPCXのリアサスペンションを交換します。 JF81型になってリアショックの全長が長くなり 乗り心地は改善されましたが 同クラスのMT車と比べればまだまだ悪いです。 そこで少しでも乗り心地を良くする為に リアショックを交換してみたいと思います。 今回用意したブツは YSSのDTGハイブリッドガスショック 360mm(YSS-C4-DTG-BK-360)で シグナスXの4型用のショックです。 実際にシグナスXとNMAXのヤマハのスクーターに 採用していたリアショックです。 |
各部分の太さが違うので 明らかに純正ショックより剛性が高そうですね。 今回用意したYSSのハイブリッドショックは バネの受け皿部分を回す事で5段階のプリロード調整が出来ます。 体重に合わせて固めたり タンデムする場合は車高が下がりすぎる事を防ぐ事が出来ます。 全長が360ミリのショックを用意しましたが PCXの純正と比べると約10ミリほど長くなり バネレートも純正より高い事もあって 後輪の車高が若干上がりますが 実際に跨いだ時の車高は乗る人の体重によって 大きく変わってくるので 純正サスで尻下がりになっていた場合は改善する事が出来ます。 ショックの全長は基本的に長くなればなるほど 乗り心地が良くなる傾向がありますよ。 360ミリの他には、さらに長い375ミリと ローダウンが出来る320ミリがあるので カスタム内容に合わせて全長を選べます。 ただ、320ミリのショックは乗り心地が 純正と比べてほとんど改善されないというか 逆に悪くなる可能性が高いので 足つき性に困っている人用だと思った方が良いですよ。 |
JF81型PCXの純正リアショックを量ってみると1187gでした。 正直にいうとこのショック・・ゴミだと思います。 |
YSSハイブリッドショックは1413gでした。 純正ショックより作りがしっかりしている分だけ当然重くなります。 |
それではさっそく取付作業に入りますが まずはラゲッジボックスを外したこの状態にします。 ラゲッジボックスの取り外し作業の詳細は ここのページにて説明しています。 |
実際にはラゲッジボックスは全てのネジを外すだけで このようにセンターのフレームから適当な物で ラゲッジボックスを下から支えだけで作業が出来ます。 |
それでは車体右側のショックから交換します。 左側から交換すると 途中で車体が不安定になる状況になるので あえて右側から交換します。 ちなみに今回はサイドスタンドを立てた状態で作業していますが センタースタンドを使うとショックが下から引っ張られる状態になるので 脱着時のやり方というかコツが若干変わってきますよ。 まずはショックの上のナット(14ミリ)とワッシャーを外します。 |
次に下側のボルト(12ミリ)を外しますが・・ |
ボルトを外す前にこのようにスイングアームと リアサスの間に適当な物を敷いておきます。 というのもこの下側のボルトを外した瞬間に ショックが伸びてスイングアームに当たるからです。 ボルトを外す時に車体を手で支えて浮かせたり ショックを手で縮ませておくと当たらないですけどね・・ |
上下のナットが外れたら ショックの上側のをボルトから抜いて外します。 この時に写真のように車体のフレームを持って 若干持ち上げてぎみにする事で ショックに車重がのし掛からない状態になるので 簡単にボルトから抜く事が出来ますよ。 |
右側のショックが車体から抜けました。 左側のショックだけでも車体を支えられるので この状態でも何も問題ありません。 |