HONDA GROM リアサスペンションの交換 Vol.4 |
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純正ショックを固定していたボルトナットを使って
新しいショックを素手で借り止めします。 |
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上側も同じように素手で借り止め出来たら
これでジャッキを下ろします。 |
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最後にショックのボルトを本締めしますが
ショックの機能を最大限まで引き出す為にも
1G締め付けを行います。
このように車体右側からフレームに全体重を乗せながら
ショック下側のボルトを本締めします。
体が痛い場合はシートを一時的に取り付けて行います。
体重を乗せる事で1G締め付けが出来ますし
ボルトの供回りを防ぐ事も出来ます。
締め付けトルクは44N-mです。 |
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車体上側も同じようにフレームに体重を乗せながら
ナットを締め付けます。
締め付けトルクは下側と同じ44N-mです。 |
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後はチェーンカバーやサイレンサーを元に戻し
カバー類を装着すれば
リアサスペンションの交換作業は完了です。
後は乗り心地を少しでも改善する為に
車体の横からシートに体重を乗せつつ
リアショックの沈み具合を見て
純正ショックよりも多めにストローク量を確保します。
それから実際に公道に出て
フルバンプを起こさないかどうかを確認します。
フルバンプを起こさないギリギリのプリロードに調整すれば
確実に乗り心地が改善出来ますよ。
スポーツ走行に適したセッティングにするなら
尻上がりの車高を維持する為にも
プリロードを掛ける方向に回しスプリングを引き締めます。 |
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純正ショックより少しでも多くのストローク量を稼ぐという事は
リアの車高が上がるという事なので
ヘッドライトの光軸が低くなってしまいます。
という事で最後の仕上げに光軸を調整しますよ。
矢印のボルトを緩めてヘッドライトを
前に動かすと光軸が上向きになり
後ろに動かすと下向きになります。
誰も走っていないような道で調整するのがベストで
ロービームの光が路面よりも上に上がらないように
調整すればだいたいOKです。
人が乗っている時は乗っていない時と比べて
光軸は上向きになりますし
加速をしている時も上向きになるので
必ず車体に跨いでいる状態で光軸を確認し
加速をしても光軸が路面よりも上に上がらないように
余裕を持たせます。
調整が終わったらボルトを締めます。
締め付けトルクは2N-mです。 |
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車体全体から見るとこんな感じになりました。
純正の黄色いスプリングから少し暗めの赤色に変わったので
少し落ち着いた印象になりますね。
シート高が少し上がることで足つき性は多少悪くなりますが
少しだけ尻上がりになった事で
コーナーリング性能も上がりますし
これで簡単にはフルバンプしなくなるので
強い路面からの入力の時も乗り心地が確保出来ます。
まったり走っている時の緩めの路面からの入力でも
純正ショックより明らかにソフトな突き上げ感になりました。
体重が65Kg以上あるほとんどの人は
純正ショックだとフルバンプを味わう事になるので
根本的にグロムの乗り心地を改善するなら
リアサスペンションの交換は必須だと思います。 |
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