SUZUKI アルトワークス 4WD用リアスタビライザー Vol.1 |
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今回はアルトの4WD専用のリアスタビライザーを製作します。 製作をすると言っても 小学生でも出来るような加工程度なので安心してください。 まずはメインとなる素材は 2WDのNAアルトのトーションビームのスタビライザーにも使用した アルミのフラットバー(幅50mm 厚み5mm 長さ2m)を2本使います。 手に入るのなら55mmの幅がベストで 60ミリ幅でも問題ありません。 細かくスタビライザーの硬さを調整したい場合は 3mm厚のフラットバーを3本ほど使っても良いですね。 必要な長さは1メートルちょいで良いのですが 大概は1メートル単位で売っているので 2メートル物を用意して切断して使います。 |
それではさっそく製作していきますよ。 グラインダーか金ノコを使って103センチの所で切断します。 アルミなので比較的簡単に切断できますよ。 |
今回は2メートルのフラットバーから 1030ミリのバーを2本作りました。 つまり、970ミリのバーが2本ほど余る事になります。 余った素材のもっとも有効な使い方は 2WD用のトーションビームに取り付ける スタビライザーのバーを作る事ですが・・ 友達にNAの2WDアルト乗りがいるなら 共同で購入する事で半額で済みますよ。 ちなみに鉄くず屋さんに持っていっても1Kgちょいなので 時価ですが150~200円くらいだと思います。 |
ドリルで穴を開けるので センターポンチを使って板の両端の4ヶ所をへこませます。 11ミリと書いてますが10ミリくらいがベストですね。 写真は板の右端ですが 板の左端側も同じようにへこませて下さい。 |
ポンチのへこみの所に10ミリの金属用のキリを使って ドリルで穴を開けます。 M8のボルトを通すので 当然、8ミリのキリでも良いのですが それだけ穴を開ける位置の精度が求められてしまいますよ。 板を2枚重ねることを考えると穴の大きさには 余裕があった方が良いですね。 柔いアルミの板なのでステンレスに対応していない 安物のキリでも簡単に穴が空きます。 これで大体穴から板の外側まで5mm~6mm程度になるので 結構ギリギリなんですよ。 1枚が完成すれば後は その完成した板を穴の空いていない板に重ねて 穴の中心にポンチを打てば簡単に複製ができます。 |
完成したスタビライザーのバーを量ってみると 5ミリ厚で1枚690gでした。 2枚使っても重量増は1.4Kg弱で抑えられます。 ちなみに3ミリ厚だと410gほどでした。 市販品の4WD用のスタビライザーと比べると 相当軽量なのではないでしょうか。 |
ちなみにスタビライザーの板を取りつける ショックを固定しているブラケットは こんな感じのサイズになっています。 縦が55ミリで横が30ミリちょいです。 そこにM10のボルトがピッタリ入る穴が2つ空いています。 M10のボルトを使いたい所ですが 50ミリ幅の板を使う場合は 相当な穴開け位置の精度が求められるので 今回はM8のボルトを使います。 M8の方がブラケットの内側(上側)にワッシャーを使う時に ブラケットのフラットな部分に収まるので都合が良いです。 |
ブラケットがスタビライザーバーと接触する事で キズが付くのを防ぐ為にゴムシートを挟みます。 ゴムシートはキズ防止だけでなく 市販品のスタビライザーのブッシュと全く同じ効果を得られるので 厚みが増すほどスタビライザーの効き初めがマイルドになります。 今回はソリッドに効かせる為に 1ミリ厚のゴムシートを使っています。 ゴムシートは製作したスタビライザーバーに重ねて 形に合わせてハサミで切って同じ所に穴を開けるだけです。 横幅はショックのブラケットに合わせて35ミリほどにしています。 穴の大きさは、ゴムシートに柔軟性があるので 10ミリでも8ミリでも問題ないです。 |