SUZUKI アルトワークス 4WD用リアスタビライザー Vol.4

HOME - GARAGE - ALTO WORKS - Rear stabilizer

という事で今回用意したのが

長さ1メートルのアルミの丸パイプです。

今回はあえて外径が6ミリの小ぶりなパイプを用意しましたが

10ミリ厚のスタビライザーバーに付けるなら

外見が綺麗に見えるベストな外径のパイプは

バーの幅と同じ10ミリか

少し細い9ミリくらいだと思います。

 

まずは車体に合わせてパイプをカットしますが

細いアルミなので金ノコでも簡単に切断できますよ。

 

このパーツはショックの左右のブラケットの間の距離だけで良いので

長さは94.5~95ミリ程度で済みます。

ちなみに重量は一本あたり20gでした。

 

それではスタビライザーバーにパイプを取りつけます。

 

パイプはこんな感じに取付します。

ちょうど板の境目の窪みに固定する感じですね。

 

とりあえず黒の艶消しのアルミテープを

バーの下側に貼っておいて

テープをバーの上まで貼りつける時に

パイプをセットしてまとめて貼り付けます。

 

こんな感じに仕上がりました。

6ミリのパイプだとちょっと小ぶりすぎたかもしれませんが

空気の流れは確実に改善されていると思います。

 
アルトワークスのリアスタビライザー

車体全体だとこんな仕上がりになりました。

スタビライザーバーの角を削ったバージョンと比べて

パイプの分だけ微妙に重量増にはなりますが

パイプの面積の分だけ風を受ける面積が広くなるので

より大きなダウンフォースを得られる可能性が高いですね。

 
4WDアルトワークスのリアスタビライザー

リア エアロスタビライザーのインプレッション

ちなみにこれはバーの角を削ったバージョンの写真ですよ・・

そもそもペラペラのアルミの板でスタビライザーの効果が

得られる訳がないと思われるかもしれませんが

パイプ形状のスタビライザーを

何本も作ってはテスト走行で破壊してきて

最終的このフラットバーにたどり着きました。

板の形状だと捻れる方向に対してだけ剛性が出るので

その特性がスタビライザーとして適しているようです。

適度にしなる柔軟性があるので突っ張り感が少なく

比較的弱いショックの減衰力で走っても

スタビライザー特有の揺れ戻しが少ない特性があります。

リアスタビライザーは硬くすればするほど

旋回時にフロントタイヤのイン側の接地性が上がりますが

それとは引き替えに

リアサスペンションの路面への追従性は失われていきます。

その為、低速コーナーではアンダーステアが消えて

鋭く旋回する事が出来るので

ジムカーナの競技にはピッタリのアイテムです。

しかし、高速コーナーがあるサーキットでは

ほどほどの硬さにしておかないと

リアサスペンションの追従性が悪くなった事で

リアタイヤのグリップが破綻しやすく

不安定になるのですが

今回のリアスタビライザーでは

速度に応じてダウンフォースを得られる構造なので

高速コーナーでは空気の力でリアタイヤを路面に押しつける事で

高い接地性を得られるようになっています。

軽量でしかも高速コーナーでも安定しているという

まさに理想のリアスタビライザーなのではないでしょうか。

ただ、黒いテープを貼っていないと

見かけがいかにも自作感が出て残念なので

黒いテープは必須アイテムですね。

ショックやバネを硬めるのと比べれば

乗り心地への影響は小さいので

旋回性能と乗り心地を両立するには必要なパーツです。

 

Vol.1 > Vol.2 > Vol.3 > Vol.4

 

HOME - GARAGE - ALTO WORKS - Rear stabilizer