SUZUKI アルト F 灯火器類のLED化 Vol.1 |
今回はアルトFの灯火器類をLED化します。 LED化する事でバッテリーの負担が減るので 燃費が向上する可能性がありますよ。 ライバルのダイハツ ミライースは標準で 多くのランプ類がLED化されていますが 残念ながらアルトはほとんどのランプが 昔ながらの白熱電球です。 |
まずはヘッドライトの所にある ポジションランプ(車幅灯)から交換していきますよ。 今回用意したのは・・ PIAAセレクトのT10バルブ HS40(6000ケルビン)です。 明るさは20ルーメンなのでLEDバルブの中では 一番暗い部類に入るランプなんですが わずか0.4Wという非常に小さな消費電力を誇ります。 LEDバルブと言えども 明るさを示すルーメンの数字に比例して消費電力は増えますよ。 純正の白熱電球と同じ5WのLEDバルブを使ってしまうと 消費電力が同じなので本末転倒です。 車幅灯はヘッドライトを付けてしまえば ほとんど無用のランプなので 出来るだけ消費電力を押さえるバルブを選びました。 |
エンジンルームを開けてヘッドライトの裏を覗くと ヘッドライトのちょうど真下に車幅灯が刺さっています。 ヘッドライトのケーブルが邪魔になるので 先にヘッドライトのソケットを外した方が作業しやすいですよ。 |
矢印のツメを摘んでコネクターを抜きます。 写真ではヘッドライトの防水キャップが外れていますが ソケットを外すだけで良いですよ。 |
コネクターが抜けたらソケットを反時計回りに回して 止まった所で抜き取ります。 防水の為にパッキンで密着してあるのでそこそこ硬いですよ。 |
ソケットにT10型のスモールランプが刺さっているので そのまま抜き取ります。 |
電球が抜けました。 ここでT10バルブの豆知識講座・・ 取り付けるLEDのT10バルブによっては スカスカでソケットから簡単に抜けてしまう物もあるので このソケットの端子を精密ドライバーのマイナス等を使って 端子を曲げて端子同士の隙間を小さくしてあげる必要がります。 |
このように同じT10バルブでも メーカーや種類によって厚みが全く違うので ソケットに差し込んだ時に手応えが無ければ ソケット側の端子のクリアランスを調整してください。 |
LEDランプに差し替えました。 |
T10型のバルブはプラスマイナスがあるので 差し込んだこの時点で必ず点灯テストを行います。 点灯しなければバルブを180度回転させて差し込み直します。 LEDバルブの種類によっては プラスマイナスの極性がフリーの物もありますよ。 |
こんな感じに仕上がりました。 |
20ルーメンなので暗いんじゃないかと思われがちですが 純正の白熱電球よりも明るく感じます。 車幅灯にはヘッドライトのようなカットラインがないので 全方向に光が拡散してしまいます。 つまり、明るいLEDランプを車幅灯に使ってしまうと 対向車のドライバーの目に刺さり、眩しく思われてしまうので 車幅灯はなるべく暗いバルブを選んだ方が好ましいです。 |