SUZUKI GSX250R ドリブン(リア)スプロケットの交換 Vol.1 |
今回はGSX250Rのドリブン(リア)スプロケットを交換します。 フロントのドライブスプロケットだけでは サイズ的な限界があるので リアホイールにあるドリブンスプロケットを交換して さらにギア比を重くしてみます。 フロントのスプロケットは歯数を増やすとギア比が重くなりますが リアのスプロケットは歯数を減らすことで ギア比が重くなるので注意してくださいね。 リア側のスプロケットは外から見える部品なので ビジュアル的にも非常に重要なんですが まるで芸術作品のような美しい仕上がりですね。 今回用意したブツは サンスターのアルミ製のリアスプロケット(RS-102-44)です。 後の数字が歯数で44Tという意味ですね。 |
GSX250Rの純正リアスプロケットは46Tで 重さは963gでした。 |
サンスターのアルミのドリブンスプロケットは44Tで 重さが326gでした。 スチール製の純正と比べて約1/3の重さしかなく 637gの軽量化が出来ます。 これだとリアブレーキの効きがよくなりそうですね。 |
それでは早速作業編です。 まずはリアのアクスルシャフトのナット(24ミリ)を緩めておきます。 |
それから後輪を持ち上げます。 センタースタンドがないGSX250Rでは リア用のメンテナンススタンドを使って後輪を浮かさないと 作業が出来ないので予め用意してくださいね。 車体を浮かせる時にマフラーにスタンドが 接触しないように気を付けてください。 |
黄色矢印のスピードセンサーを固定している 六角ボルト(12ミリ)を外してセンサーを抜いておきます。 それから赤矢印のアジャスター(12ミリ)を3~4周ほど緩め 車体左側のアジャスターも同じように3~4周ほど緩めます。 アジャスターは別に緩めなくても良いのですが 何かと作業効率がアップするんじゃないかと思います。 先ほど緩めたアクスルシャフトのナットも完全に外します。 |
アクスルシャフトを抜きます。 スムーズにアクスルシャフトを抜くために 後輪を少しだけ持ち上げます。 ちょうど良い高さの物があればタイヤの下に 潜らせて支えれば良いのですが 持ち上げ過ぎてもシャフトに負荷が掛かり抜けなくなるので お勧めは足の甲に適当な布を置いて汚れないようにしてから そのままタイヤの下に潜らせて シャフトを抜きつつ足で高さの微調整をしてあげると 簡単に抜く事が出来ますよ。 |
アクスルシャフトが抜けました。 アクスルシャフトが抜けると 後輪は地面に落ちた状態になります。 |
後輪を車体前方に少しだけ押してチェーンを スプロケットから外しておきます。 右側にブレーキキャリパーがあるので大きくは動かせないです。 |
次は車体右側にあるブレーキキャリパーを外します。 キャリパーを車体後方に平行移動させてから上に抜きます。 キャリパーと一緒に後輪も後に転がして 接触させないようにしてください。 ホイールの中心にあるシャフトが通っていたベアリングの金具は 外れやすいので写真のように ここで外しておいた方が良いですよ。 |
こんな感じでキャリパーがスイングアームに 刺して固定されているだけなので簡単に抜けますよ。 |
ブレーキキャリパーを避けつつ後輪を 車体後方に転がして外します。 |
後輪が取り出せました。 とりあえずこの状態で放置しておきます。 適当な布や雑巾をスイングアームに掛けてから キャリパーを置いて傷が付くのを防いでください。 |